渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
現在の任期は2023年の4月いっぱいです。4月には選挙が行われます。ということで、今後私が取り組みたい課題を「区政改革プラン」として発表いたします。

ご確認ください。







目次

感染症に強い街づくりを進め、区民の健康を守ります!(健康政策)




感染症に強い街にする!




コロナで本当に苦しみましたよね。区民の皆さんにはもうコロナや感染症を気にしないで生活してほしい!

そのためには感染症に強い街にしていく必要があります。どうぞお任せください。まちづくりから医療政策まで、ありとあらゆるところに自然な形で感染症対策を再インストールしていきます。

渋谷区は観光客も多く、病気も持ち込まれやすい、感染症に弱い街です。数年前にはデング熱騒動なんかもありました。次の感染症を防ぐためにも、コロナをこれ以上はやらせないためにも、感染症に強い街にしていきます。




  • モニタリング(監視)の強化
  • 幹部職員の保健所経験を人事ルーティーンに組み込む
  • 打ちたい人が打ちやすい予防接種体制
  • 予防接種のミス防止(システムの導入)
  • 小児予防接種の充実(学会推奨回数の費用助成)



<実績>感染症対策でマニフェスト大賞・優秀政策提言賞2021受賞

2020-2023コロナ対策で効率的かつ「やりすぎない」対策を推進
ワクチンを「接種したい人が接種しやすい体制づくり」
2023帯状疱疹ワクチン助成実現







HPVワクチン男性接種の助成




HPVワクチンについては男性も効果があるといわれていますが、男性接種についてはまだ定期接種の対象になっていません。

定期接種(無料接種)になる前に接種した方に、費用助成できるとよいかなと思っています。接種時期を逃さないで済むし、完全自費より全然いいと思うので…




アレルギー対策は負担軽減の観点で




アレルギーはもはや国民病。アレルギーで極端に生産性が落ちる人の負担軽減を図ります。




  • 新生児からアレルギー対策を強化することによって、アレルギーマーチ(様々なアレルギーが連鎖して発症すること)を防ぎます。
  • 食物アレルギーは本当にかわいそう! 学校給食の複合アレルギー対策を進め、重度のアレルギーをおもちの子でも給食を楽しめるようにします。
  • 花粉症の治療は時間もお金もかかるので、効果的に支えます。



具体的な内容はこちらの記事をご覧ください。「アレルギー対策を進めたい!




街頭演説辛い



がんや認知症や生活習慣病の進行を食い止める!




これらは加齢によってどうしても進行してしまうもの。早期発見と早期対応によって食い止められるものについては、気軽に検査・検診を受けられるようにしていきたいですね。

最新の知見を活かします。




健康は生活の基盤。健康を損なった若者の支援を!




25歳までの「入院医療費」を半額助成するとよいと思っています。資力に乏しい大学生や社会人3年目くらいまでの若手で入院、特に長期入院してしまうとキャリア的にも大変です。せめて経済的負担は軽減してあげたいです。

そしてこれは思ったほど費用は掛からない(千万円台)でできる政策でもあります。




<実績>高校生までの医療費無償化







競歩メソッドで区民の歩きを改善する!




生活の基礎中の基礎である「歩き」ですが、健康の基本でもあります。渋谷区民の歩きをレベルアップさせていきたいですね。ランニングに比べてメソッドが浸透していないので、競歩の専門的知見を活用して「日常生活が健康につながる」を達成したいです。




〇メリット




  • 人気のマラソン・ランニングは足への衝撃が強いので故障リスクもあります(RUNNETアンケートで9割がトラブル験あり)。ウォーキングはランナーのけがのリハビリでも使われるくらいで安全性が高いです。
  • 有酸素運動なので脂肪燃焼効果もある他、血圧の改善心血管リスク低下、骨粗鬆症防止肝機能改善血糖値降下フレイル予防、メンタルの改善等の効果があります。
  • 普段の歩行も早くなるので時間が有効に使えるうえ、疲労感も減少。お住いの場所によってはバス等の運賃や駐輪場の料金の節約が可能です。
  • スポーツ競技の基本は歩くことなので、歩きの改善は陸上競技等を中心に競技のレベルアップにつながります。



<参考>2019年に100キロウォーク大会を20時間で完歩しました!




20時間、100キロ歩き切った後の笑顔



子育てと教育を充実させます!(子育て教育政策)




こどもはのびのび育ってほしい!




今の時代、こどもたちに求められているのは学習そのものよりも、




  • やる気、やりたいことを発見できる積極性
  • 自分で自分の成長をプロデュースできる力
  • 協調性や折り合いをつける力



などが大事だと思っています。なにせ教育基本法1条1項は「教育は人格の完成を目指し…」と高らかにうたいあげているくらいです。

なので、こどもたちにはやりたいことに目いっぱい取り組んで、成長していける環境を提供してあげたいですね。







保育施設の質的充実を図る




保育園等については待機児童問題が解消され、今後は定員割れ問題が拡大する一方になる可能性が高いと考えています。

今後の質的充実を図っていくこと。特に私立の保育士さんについては低賃金で重労働という状態は残っていると思うので、こちらを解消するとともにキャリア形成を図っていきます。実は10年近く前に提案したテーマなんですよね…




「いま」を生きるこどもたちの政策を




未来の学校という、渋谷区の学校建て替え&教育改革のプログラムが発表され、議論されています。

これはこれで大事なものですけど、今の児童生徒が置き去りになっては困ります。検討して導入できるものについてはどんどん導入していくよう働き掛けます!

あわせて、学校建て替えにより生活が影響される学年の児童生徒については支援が必要だと思っています。不利の無いようにします。




教員数の増加と教員の仕事内容の明確化




特に早急に取り組まなくてはならないのは教員数の増加です。渋谷区で直接雇用する教員で各校に増員する制度を作っていくべきです。

併せて、教員の仕事内容の明確化を図っていきます。

手一杯で大変な状況の先生がた。増員することで余裕を生んでいきましょう。




タブレットを使った学習をさらに充実




タブレットを使った勉強は消極的な利点と積極的な利点があります。が、結局のところはこどもたちが選ぶことなので、できるだけ可能性を広げておいてあげるというのが妥当なのかなぁと思います。




〇消極的な利点




学校を卒業すると、テスト(就職、英検、海外大学等いずれもオンラインテスト化が進む)も仕事もデジタル端末で行うことになります。国際的な学力調査であるPISAもオンライン化されていますが、日本はオンライン化した年から成績が落ち、「慣れていないと実力が発揮できない」がはっきりしています。日常的にデジタル端末を使うことにより熟練度が上がり、テストや仕事で不利にならずに済みます




〇積極的な利点




紙と鉛筆等のアナログよりもデジタル端末の方が優れている点はたくさんありますが、もちろんアナログが優れている点もあるので、ミックスして使うべきではあると思います。

例えば作文などは紙と鉛筆だと「考えてから書く→修正は消しゴムで消すので大変、書くのも手がつかれる」で、デジタルだと「考えてから書く→書きながら修正が簡単、考えながら書きながら修正、場合によっては構成の修正すら容易」と、圧倒的にデジタルに分があります。




  • 編集の容易さ、長文読み書きの負担感の低さ
  • データを覚えたり入力したりすることよりもデータを調べたり活用したりする方がメインになる
  • 様々なツールを使える
  • 学習において個にあわせた対応がしやすい(基礎学習は半分程度の時間で習得できるというデータも)
  • (うまく使えば)ほんらいインフォメーション・コミュニケーション・テクノロジーなので、コミュニケーションも促進する



〇先生も負担軽減




「ダッシュボード」というものを渋谷区が作っています。これは生徒に関する様々なデータをわかりやすく表示するものです。

現役の先生方からは「今まではデータを入力・管理することが仕事だったけど、これでデータを読み解いて使うことが仕事になった」とのご評価をいただいています。

負担軽減は教育の充実にもつながりますね。この方向を進めていきます。




上のこどもが使ってたタブレット。旧世代のもの



学校給食の無償化・学用品の無償化




学校給食は無償化すべきです。それは




  • 義務教育は無償の理念
  • 学校の徴収負担の軽減
  • 未納者の分を払った人が支える状態の解決
  • 急激な食材非行等に対応しやすい



などの観点からです。
同じように学用品等も無償化に近づけていきます!




<主張>2007年から就職無償化の提案をしています。
詳しくは「渋谷区でも学校給食無償化を進めたい!」をご覧ください。




宿題をなくす(こどもの負担軽減)




こどもがやりたいことに取り組めない原因の一つが時間のなさと「やりたくないことをやらされる」こと。その代表が宿題です。

宿題には様々な弊害がありますが、例えば「できる子にとっても苦痛、できない子にとっても苦痛」というのがあります。本当に必要な課題をそれぞれの進度に応じて出すことは難しく、一律に過大に課題を出すことになります。

これは全く意味がない。宿題をなくし、こどもたちを無駄な勉強から解放します。そのほか、不必要な負担からこどもを解放します。







こどもの声を騒音としない社会をつくりたい




こどもたちがのびのび遊べる場所が少なくなっています。公園などで遊んでいても学校に通報がくる始末。これは「こどもの声は騒音」となってしまっているからです。 公園が苦情から廃止になる例もありますよね。

東京都が騒音規制において「こどもの声」を対象から外して8年がたちます。しかし社会は変わりませんし、苦情ものこっています。まず、こどもにかんする苦情を学校等から切り離し、説得できるところは説得すべきです。さらに、こどもの声が広がる社会こそが幸せだ、と価値観を転換したいですね。




加えて、プレーパークの拡大もぜひ進めたいです。10年くらいで山手線の内側エリアに作っていきたいところ。







部活支援を充実・大人も参加




中学校部活支援団体・ 渋谷ユナイテッドをさらに充実させ、部活が盛んな街にします。

文科系種目の充実、小学生や私立中高生の取り込みなどを図っていきます。
さらに地域との交流を深め、スポーツや文化活動の場を作ります。大人もスポーツや文化芸術に打ち込む姿はこどもたちにもいい影響を与えることでしょう。




デジタルクリエイティブ&eスポーツ部



クリエイターの支援、コンテンツ関係




クリエイターの卵をサポート。区の施設でコンテンツ制作や配信等をサポートするほか、渋谷を舞台にしたコンテンツの収集・区民への周知に努め、またコラボを容易にする体制を作ります。さらにインボイスの負担軽減をサポートします。

オタク議員集団として、コンテンツの活用や表現を大切にする社会づくりに取り組んでいます(後述)




こどもの学校外での成長もサポートする!




渋谷区は「スタディクーポン」といって、生活保護世帯を対象に塾や習い事のお金を支える素敵な制度があります。
これの対象を拡大し、塾や習い事など学校外でのこどもの成長もサポートできるようにしたいです。

「体験格差」といって、家庭の経済状況によっていろいろな習い事や旅行などの体験が変わり、それがこどもの将来に響いてしまうという構図があります。こどもを社会全体で支えて体験格差を解消しましょう!




  • 低所得世帯
  • ひとり親世帯



受験生と保護者も支える




公立学校を運営している渋谷区ですから、どうしても中学受験生や私立中学生にはあまり配慮がありません。

でも、どういう道を進むとしても同じ渋谷区のこどもたち。それぞれの道を全力で進めるようサポートします!自分自身が受験経験者ですし、受験生の親でもあるので、いま直面している課題もよくわかります。

具体的には、不要な負荷をなくす、受験直前期の支援、放課後クラブや渋谷ユナイテッドにおける私立在籍者の受け入れ促進など進めます。




住んでいてよかったと思える渋谷にします!




インフレへの転換期、生活を支援します。




長いデフレに慣れてしまったわたしたちは急なインフレに対応できません。短期間は何とかなっても、ずっと物価高が続くことには慣れていないです。

だからこそ、当面は区が支援する必要があります。ハチペイなどを使って生活支援を充実させます!







ハチペイはもっと活用!




渋谷区の弱点の一つはお店が多いのに商店街と大企業以外のお店・事務所との関係性が薄いこと。

ハチペイは決済手数料が無料なので店舗等の決済手数料を削減しつつ、お店や事務所との関係性を強めます。このつながりを使ってコミュニティ構築や防災力の向上につなげます。




女性の不利を軽減する




インターン学生からの政策提言をきっかけに、「女性は生理という負荷を背負っているので、その軽減を男性が進めていく必要がある」と考え、本会議で強く提言をしました。
男性側から言う必要があると感じています。




<実績>本会議提案を受け、女性の杉浦副区長を中心に庁内プロジェクトチームができました。女性の生活向上に取り組んでもらっています。




<実績>昨今話題となった渋谷の共用トイレ問題においても、いち早く区長に提言を行い「防犯カメラの設置」につながりました。







快適な住環境の維持向上




コロナでクローズアップしたのが、在宅勤務等で重要な住環境がチープなことでした。

家は生活の基本。高断熱化工事や防音工事をリフォーム助成の対象にする、マンションはゆとりある間取りにするよう誘導するなど、快適な住環境を誘導します。




交通環境の見直し




交通は生活の基盤です。以下の点に取り組みます。




  • ハチ公バスの運転経路の見直し、特に上り坂エリアへの導入
  • 荷捌きスペースの確保と渋滞対策(ネット通販の増加により重要度を増しています)
  • アドトラックの対策(法改正も視野に提案すべきと考えています)
  • 鉄道・バス・地域タクシー事業者との連携(地域公共交通会議)と新交通サービスの円滑な導入による地域交通網の整備



公道カート対策




最近めだってきた公道カート。笹塚に基地があるようで、水道道路や井の頭通といった静かな道路も爆走しています。
これには対策が必要です。安全運転、騒音、両方の観点から規制を掛けられるように知恵を絞ります。








渋谷駅周辺の落書き・ごみ・悪臭・路上飲酒対策




高校生・大学生のインターン生が必ず言うのが「渋谷は汚くて臭い」です。必ず解決したいです。




  • AIを活用した落書き対策の充実
  • 繁華街エリアのIOTごみ箱(ごみがあふれそうになったり危険物が投入されたときにすぐ連絡する)の設置
  • ビルピット(ビルの汚水を貯める場所)の脱臭、渋谷川の清掃を増やす
  • 路上飲酒のパトロールを増やす
  • カラス対策はごみと共通(餌)



知人の家の前のゴミ。ハロウィン当日深夜26時



路上の分煙の強化




路上喫煙問題はコロナで一時的に収まった感じがしますが、その間に屋外喫煙所がだいぶ減っています。その結果、キャパシティが十分ではなくなっています。できるだけコンテナ型の喫煙所をつくり、足りない分はオープンエア型を整備するよう求めます。

「そもそも路上にオープンエア型の喫煙所は必要ない」という声も理解できますが、キャパシティが不足すると結局その辺で吸われてしまって、たばこの煙に遭遇する確率が高まりますしポイ捨ても増えると感じます。それよりは喫煙所だけで吸ってもらう方がマシと思います。




防災・防犯の強化




防災では耐震まちづくりの強化、防災団体の再構築を進めたいと思います。特に避難所の運営体制は強化していかなくてはなりません。

防犯では青色パトロールカーの配備が決まりました。これを効果的に運用できるように、防犯カメラと連動していきたいと思います。

さらに、富士山噴火等にも対応できるように危機管理の視野を広げていきます。




コンテンツを生み出せる社会にする




オタク議員集団というグループを組んでいまして、そちらの共通政策の草案を書きました。当然ですけど私も進めていきます。

私はもともとクリエイターを尊敬していて、というか文化芸術方面は全般的に尊敬しているのですけど、クリエイターを生み出せる社会づくりにすごく関心があります。

さらに、渋谷はいろいろな創作物の舞台になっている土地です。映画やアニメ、ゲームなどにはその時々の渋谷のたてもの、ひとびと、はやり、生活が封じ込められています。得てして失われているわけですから、こういうコンテンツを大事に保存していくというのも使命の一つと思っています。




<参考>オタク議員集団共通政策(起草しました)




ネタに走りがち



クラシック音楽や舞台芸術をもっと身近にする




完全に趣味の世界ですけど、私は音楽(けっこう何でも聞きます。クラシックからボカロまで)やお舞台(歌舞伎とかお能とか古典的なものが好きですけど、実は宝塚も好きです)などが好きなので、これらを支える文化芸術振興に取り組んでいきたいと思っています。




<過去の実績>文化総合センター大和田のホール建築においていろいろ意見が反映されました。特に伝承ホールなど




メタバースやデータ、AIなど最新技術の導入




メタバース技術(VRやアバター技術等の総称としてつかっています)やデータ利活用、AI技術など、先端技術をどんどん活用できる渋谷にします!




<実績>メタバース議員連盟準備会を立ち上げました。
各種イベントをVR空間上で実施しています。
VR渋谷区議会をVR空間上に作成しました。







敬老祝い金の見直し




75歳以上に年間1万円を支給している敬老祝い金。民生委員が支給し、一緒に聞き取りや生活状況の確認を行っているのですが、現在はコロナということでカタログギフトに調査用紙を入れる方式になっています。

敬老金があるおかげで渋谷区は行方不明の高齢者がいないので、見守りに一定の効果があるのはわかります。他方で支出額も多く、配布コストも大きく、民生委員さんの負担も大きいです。

よって、敬老祝い金については見直しが適切だと思います。例えば隔年や支給年齢を見直すなどが考えられます。適正化を図ってまいります。




羽田新ルートの見直しを求める




羽田新ルートについては、だんだん慣れてきた方もいらっしゃるかもしれませんが、気になる方も多いと思います。

私の家族にも飛行機を嫌がっている者がいます。いまの体制では、羽田新ルートを使わなくても航空需要のほとんどは満たせるようです。それだったら緩和してほしい…

羽田新ルートは必要最小限の利用にとどめるよう求めます。これは国の所管の話であるため、折に触れて区長に「地元自治体として要請」するよう求めます。