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渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

渋谷区議会議員選挙にあたって、あらためて【原点】に立ち戻っておきたいと思いました。

政治は本当に厳しい世界です。汚いこと、つらいこともたくさんあります。 そんな中、流されずに仕事をするためには「原点」がしっかりしている必要があるのです。

 

私の政治の原点は、塾講師時代にあります。

担任として持った男の子に、初対面で「ぼく、バカだから勉強教えてくれても意味ないよ」といわれました。 しかも、笑いながら。

小学校3年生なのに、自分を「あきらめた」彼。どうしようもなく悲しかったし、こどもの芽をつんでしまう教育、ひいては社会に、腹が立ってたってしょうがなかった。

今でも、その当時の怒りを新鮮に思い出します。20年もたっているのに!

 

実際、その子はバカでも何でもありませんでした。

好きな歌はクラスで一番に覚えてしまう、記憶力と集中力のある子でした。 ただ、自分の興味のあるジャンルしかその能力を発揮しようとしないのです。学習障害ともちょっと違うようだったのですが…

そういう子は今の教育現場では苦労します。教えたいこと、教えなきゃいけないことを学ぶだけであって、学びたいこととのすり合わせがなされないからです。学ぶ意義や楽しさがなければ、教育効果は低いです。

 

今の日本の教育はこどもの芽を摘んでしまう! こんな強烈な怒りが、政治を志したきっかけになりました。 3期12年間が過ぎたいまでも、この思いは変わりません。

われながら、しつこいのかもしれませんが…

 

この原点を大切に、私は政治を変えるために行動し続けます。