渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
昨日行われた東京都議会議員選挙、おつかれさまでした。




まずは、当選された皆さまに心よりお祝い申し上げます。これからの4年間、都民や地域の声に耳を傾けながら、誠実に職務を全うされることを期待しています。




また、惜しくも議席に届かなかった皆さまには、挑戦されたこと自体に深い敬意を表します。政党を問わず、志を持って立ち向かう姿勢は本当に尊いものです。どうかこの経験を力に変え、引き続き地域や社会への貢献を続けていただければと思います。




ここからは、いくつかの政党について、私なりの雑感を記します。




公明党




今回、3名の落選という結果には驚きを隠せませんでした。
公明党さんは、一般的なイメージよりもずっと政策面で堅実な実績があり、都議会においても自民党・都民ファーストの間の調整役として存在感がありました。




投票率の上昇が影響した可能性もあるかもしれませんが、自信を失うことなく、今後も丁寧な政策と対話を積み重ねていただきたいと思います。




都民ファーストの会




いくつか番狂わせ的な選挙区も見られましたが、結果としては上々といえますね。小池都政の継続・推進を求める声の受け皿となりました。




ただ、都民ファーストの政策は、やや都財政の安定・好調を前提としたものが多い印象があり、今後の景気変動時にどう対応していくのかが鍵になると思います。




自由民主党




正直、かなり厳しい結果となりました。内情を聞く限り、課題の把握がやや独りよがりだった印象です。自民党さんの人材の厚みを今一度整理し、都政への関わり方を再構築していただきたいです。




立憲民主党・国民民主党




個人的に応援していたこともあり、両党の躍進は本当にうれしいニュースでした。ただ、個人的に推していた候補のうち数名が落選、あるいは出馬されなかったのは残念でなりません。都政で中道・リベラルの声がより広く反映されていくことを期待しています。




参政党




まさに大躍進で予想以上でした。いろいろと懸念もある政党だとは思っていますが、参加者の熱意は間違いないところですね。今後は現実的なすり合わせや体制整備が求められるフェーズに入ってくると思います。少しずつ軌道修正を図りつつ、幅広い期待に応えられる国民政党として成長していけるか、注目しています。




日本維新の会




都議会での議席ゼロは大きな痛手です。維新の持つ理念は、本来東京においても一定の支持を得られるはずですが、最近はやや関西回帰の傾向を強められた上に、「小さな政府」や「身を切る改革」が形式的になってしまっているように感じられます。その結果、国民民主党の「手取りを増やす」の二番煎じ的に受け取られてしまったのではないでしょうか。
小さな政府、効率的で負担の少ない統治機構への改革は国民経済を活性化させる可能性を持つ理念なので、そこの意義を改めて考えるべきです。




一部では選挙参謀だった藤川さん不在の影響も囁かれています。維新には政治思想・政治勢力として重要な意味があると私は思っているので、ぜひ東京でも再起を目指して踏みとどまってほしいです。




日本共産党




結果としては踏みとどまった選挙だった印象です。立憲との選挙協力が奏功した面もありそうです。




さいごに




課題が目まぐるしく変わる中、都政は次のフェーズに進んでいきます。これからの4年間は大変だと思いますけど、かじ取りをよろしくお願いします。




https://x.com/kenpo_shibuya/status/1936804287805583576




ご覧くださりありがとうございました。