渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
「東京で一番学生を成長させている地方議員」というありがたい評価を某インターンシップ団体の理事長さんからいただいています!
識者のヒアリング風景。少人数でじっくりと
さて、今期の大学生インターンは「未来自治体」という政策コンテストに参加しています。
「30年後のことを考えて、10年後の政策を予算ふくめて作ってみる」
という政策コンテストです。
課題は学生にとってはかなり難しくて、
- 2045年(30年後)のことを想像する
- 2025年(10年後)のことを想像する
- 20年間の費用と効果を計算し、ベストな政策をつくる
- 2025年の財政状況を推測し、その枠内で財源をねん出・・・
- しかも、ワクワク感があるもの
うん、正直無理ゲーです。
こんなのプロでもむつかしい。特に財政状況。
年末の株価すら予測できないのに、景気変動や税金、国・東京都の補助金がどうなるかなんて予測できません。
まあ、その辺はある程度ぶっ飛ばして、学生ならではの突破力でえいやっ! とやってもらうのですね。
学生のアイディアって面白くて、ぽろっと口に出したアイディアがとても光るものだったりします。
ふとした一言、ちょっとした疑問が貴重。見事に渋谷の弱点をついてたり、切り口としてタイムリーだったり、古臭くなった制度を現代的な価値観で再生させたり…ということがあるのですね。
もったいないことに、学生は自分のひとことの素晴らしさに気付かないことがままあります。人生経験や社会を見る目が不足しているからかな…
サポート
議員としての役割は、本人が気づかないそういう「原石」をひろって、データや渋谷の現実で裏付けるよう促して、そのアイディアを明確化して、さらにお化粧するお手伝いです。
この辺は普段の政策立案でも変わりません。まさに私たち議員の政策立案を体験してもらったと思っています。
今回のイベントでは、私にとっても、新たな視点をもらったな、とおもいます。
参加してよかった。
鈴木けんぽうインターンの提示した政策について
ということで、うちの 学生たちの頑張りはすさまじく、素晴らしい政策を作ってくれました。
私の容赦ない「それダサい」「つまんない」「どういう効果かわからない」攻撃にもめげずに(^_^;)
今まで見せた同僚議員や友人の社会人には、いずれも「学生でここまで作るのはすごい」とのお褒めの言葉をいただきました。
そして堂々の予選通過です。ありがたいですね。
今後はWEB選考となって、一般の方々の投票で本選参加団体が決まるということです。
うちのグループに投票してくれとは言いません。ぜひ、見てあげてください。
もし「いいじゃん!」と感じたら、投票してくれると感無量です・・・
(スマホでは投票できないみたいです)
さて、ちょっとだけ解説。
簡単にうちのインターンの政策案を他グループと比較すると、
- 2025年~2045年に渋谷区に住んでいる「渋谷ハチ子(自分たちの未来像)」さんを設定し、彼女をとりまく課題を明確にしている
- 今すぐとりくむべき課題ではなく、「2025年だからこその課題」に着目している
この二点はきわめて特徴的です。
政策には背景にかならず課題があります。人のなやみや困り感や希望があるのです。それを解決するためになにができるのか。この基本を大切にしてもらいました。
なので、自分たちの分身とも言うべき「ハチ子」さんを設定し、母親やいろいろな人のインタビューを行い、銀行協会の提供するライフプランゲームを活用して世代ごとの収支を具体化し、さらに渋谷区の将来推計を組み合わせることによって、将来でるであろう悩みや課題を導き出すことに成功しました。
それを解決するための政策なので、非常に具体的な内容になっています。
スライドが口頭での補足を前提に作られているのでわかりにくいかもしれませんが、最後にプランシートがついていて具体的な内容が書かれていますので、こちらもお読みいただければ幸いです。
12日までですので、お早めに!
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