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渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

3月議会も折り返しです。今定例会は、「男女平等及び多様性社会推進条例」と「新宮下公園整備事業基本協定」という二つの議案が上がっていて、世間の注目を浴びています。

多様性社会推進条例については、国会議員まで言及している。ありがたいことですね。

 

さて、今定例会に先立って、渋谷区議会議員選挙の立候補者説明会がありました。定数34のところ、54名の参加。引退の方もいらっしゃるから、およそ30人近くが新人ということです。

 

残念ながら、この新人の方々は、ほとんど議会に現れません。話題の条例審議などでも、本当に2~3人、自民・共産・民主の新人くらいしか目にしません。確かにいろいろお忙しいでしょうし、渋谷区議会議員選挙で通ることが優先になってしまう気持ちはよくわかるし、場合によってはまだお仕事を辞めていないこともあるのでしょうから、やむを得ないとは思うものの・・・

 

でも、渋谷区や渋谷区議会を変えなきゃならないと思うから、落選するリスクを冒しても渋谷区議選に立候補するのでしょう?

 

自分だったら変えられる、自分でやり遂げたいことがある、だから渋谷区議にふさわしいと思っているのでしょう?

 

だったら、

今の渋谷区・渋谷区議会の現状を見てください。

思い込みだけで突っ走らないでください。

 

おねがいですから渋谷区議会を見てくださいよ。上っ面で適当なこと並べ立てないで、現実を見て、議論してください。

 

 

わたしたち、現職の渋谷区議会議員も一生懸命仕事しています。区議選を控えていても、任期最後まで全力投球しています。

「多様性社会推進条例」のように、社会に大きな一石を投じるくらいの可能性を渋谷区と渋谷区議会は持っているんです。それだけの自覚を持って、「現実を踏まえた議論」ができるよう、まず現状を見てください。

みたら「やっぱり渋谷区議会を変えなきゃならない!」となるのかもしれません。それはそれで結構です。現実を踏まえているのだから。

思い込みだけで批判するのはほんと勘弁してほしい。

 

ということで、31日の本会議、26日の常任委員会(条例の本決定)、それと予算の4分科会くらいは実際に見てほしいなぁ。たったの三日ですから。できれば毎日見てほしいけど。

有権者のみなさんも、「傍聴行った? どんな問題点が渋谷区議会にある?」とか、ちゃんと鍛えてあげてください。いい政治家はつくるものです。みなさんの声が新人候補者を育てます。ぜひ見極めてください。

 

 

(参考)

流山市議会議員の松野さんの「いい候補者の見分け方」参考になさってくださいね。

統一地方選挙!良い候補者選び10の基準(前編) ← 選び方です

統一地方選挙!良い候補者選び10の基準(後編) ← これはダメだろう、という候補者の消し方です