渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。もうすぐ一年も終わりますね。早いものです。
議員の活動は、12月31日まで。年始は1月1日から始まります。まぁ、年末年始のご挨拶という活動ですが…
さて、昨年から取り組んできた年末年始の渋谷駅周辺(主に宮下公園)のホームレス支援ですが、一定の方向性が見えてきました。
年末年始の渋谷区立美竹公園の取扱いについて(渋谷区サイト)
宮下公園ではありませんが、すぐ近くの美竹公園を年末年始も施錠せずにいるとのこと。人道的観点からということで、今まで私たちが要請した方向で進められることになります。
(関連ブログ記事)
宮下公園の路上生活者について、年末対応を区長に申し入れしました。(12月16日)
宮下公園ほか2公園の年末年始閉鎖について、要請文を提出しました。(1月13日)
ホームレス支援排除は許されるのか?~渋谷区の排除は不当と思う~(1月3日)
桑原区政ではかなり強硬な対応がなされてきたところ、長谷部区政になって柔軟な対応に転換された印象です。前向きに進んでいくといいなぁ。
しかも、16日に2回目の要請文を提出して翌日には対応していただいたということで、スピード感も感じます。
さて、注目すべきはこの部分。
現在、区におきましては、ホームレスの支援策について、NPO団体等と連携を図りながら、平成28年度より社会復帰に向けた新たな取り組みなど、その具体策を検討しているところですので、ご理解をいただきたいと存じます。
まったくそのとおりです。
昨日私もTwitterでこのように書きました。
ホームレス支援は非常に難しいけど、「公園に住まわせる」のは正解じゃない。食事や医療や安全な場所などの適切な支援、傷ついた心を癒す期間(自尊心が踏みにじられてることが多い)、できれば職業訓練や職の提供、コミュニティへの参加支援など。
特別支援教育も重要。
色々進めていきたいですね。(Twitter投稿)
公園を閉じない、と言うのは単なる対症療法にしかすぎません。最重要なのは生存に必要な支援の充実。特に今は安心で安全な住居の確保が課題ですので、ここについてまず手を打ってほしいですね。
さらにその先については、慎重かつ確実に進めなくてはなりません。当事者の思いに寄り添う形で。
いずれにせよ、一歩前進と言うことで評価しています。
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