2015-12-16 14.53.04

渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。もう年末ですね。早いものだ。

 

さて、昨年末~今年の年始にかけて、宮下公園でホームレス支援団体と区の間に非常に残念な対立が起こりました。

宮下公園ほか2公園の年末年始閉鎖について、要請文を提出しました。(27年1月ブログ記事)

 

渋谷区が大いに批判をされましたが、その裏では支援団体側も適切な申請等を行っていなかったことも現段階では明らかになっています。不幸な行き違いがエスカレートしたものと認識しています。

こういった行き違いが起きないよう、民主党渋谷区議団は以下の要請文を長谷部健区長(千葉副区長代理)に提出いたしました。

適切な対応が行われるよう、今後も求めていきます。

 

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年末年始の公園施設についての要請

 

平成26年12月25日、渋谷区は宮下公園・美竹公園・神宮通り公園(以下三公園)を平成27年1月3日まで完全に閉鎖することを決定したところ、閉鎖決定後の26日に路上生活者支援の団体から三公園の一部で年末年始の炊き出しについて使用申請が出され、既に決定済みということで却下しメディア等で報道されたところである。

そもそも公園は、居住の用に供するものではなく、三公園に居住している路上生活者は現状存在していない。また、炊き出しのように火気の使用に当たっては事前に慎重に協議しなくてはならないのは当然のことである。
他方、公共施設や公共の各種申請窓口が閉鎖されている年末年始には路上生活者に対し特段の支援が必要であることは明らかである。福祉事務所の取り組みは充実が図られているが、命を尊重する観点から、自治体として求められる責任を慎重かつ適切に果たすべきである。

よって、民主党渋谷区議団として、平成27年末から28年始にかけての三公園において、十分な余裕を持って協議調整を行ったうえで適切な許可申請が提出される場合対応するよう求めるとともに、路上生活者への対応については引き続き福祉的観点で丁寧に対応するよう求めるものである。