渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。




あけましておめでとうございます。渋谷区議としての公務は1月6日の新年交歓会、そして今日1月7日の幹事長会とスタートしています。




幹事長会では予算の内示が1月21日となりました。内示→復活折衝と一週間ほどかかりますので、予算案のプレス発表が1月31日くらいかなぁと思います。




私は例年新年交歓会から政策実現にむけた活動をスタートさせることにしています。今回は3件考えていて、そのうちの1件、学校図書館のICT化については本日、区長教育長に宛てて要望書を提出いたしました。




渋谷区ではタブレットを活用したICT教育が進んでおり来年度更新を迎えます。ところが学校の図書館はICT化から取り残されており、事務作業の負担などが大きいのです。補助金が付くことになりそうなので、それを財源に基盤整備を図っていただきたい、と。




以下、原文を掲載します。なお区長は予算の関係があるので宛てています。







<要望書>




令和2年1月7日




渋谷区長 長谷部 健 殿




渋谷区教育長 豊岡 弘敏 殿




渋谷区議会議員 鈴木 建邦




学校図書館のICT化に関する要望







区政進展に向けた努力に心より敬意を表します。




タブレットを活用したICT教育が導入以来3年を経過し、昨年11月にはその集大成ともいえる「タブレットの日」で成果が披露されました。着実な進展を果たしていることを大いに評価いたします。




来年度はタブレットの更新と校内LAN、システム更新を控えておりますが、課題として残っているのが学校図書館のICT化です。ほとんどの学校では図書の管理や貸し出しなどが手作業となっており、窓口業務だけではなく延滞管理や選書、クラスへの貸し出し、あるいは中央図書館等の図書の活用、寄付本の受け入れ等に大きな事務負担がかかっています。




おりしもPISA2018の結果が発表され、読解力とくに調査し吟味し評価し表現する能力が日本の学校では十分育成されていないことが明らかになりました。この能力を育てるためには必要な資料を自由自在に活用できる環境の整備が必要であり、その意味でも学校図書館のICT化は避けて通ることができません。




 昨年末には国から1人1台端末整備に補助金等を支給する方針が示され、現在調整中であると聞いています。区で積極的に補助金確保に動くとともに、浮いた財源を活用して学校図書館のICT化用機材確保にも乗り出し、事務負担やPISA型読解力育成などの課題を解消していただけるよう要望いたします。




 併せて、単年度ではありませんが学校におけるサポートスタッフの配置もご検討いただけますと幸いです。




以上