【R5視察】河津さくらの里しぶや（区民保養所）

渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。管外視察（渋谷区外の施設の視察）の3件目、河津さくらの里しぶやの視察です。

2番目の区民保養所であり、小規模校の小学校4年生が一泊二日で宿泊する施設でもあります。

施設そのものは4年前とほとんど変わらないので、4年前の報告をご覧ください。

【視察】区民保養所(河津さくらの里しぶや)

<今回の確認事項>

• コロナで落ち込んだ利用率は令和4年度に急回復。ほぼコロナ前と同水準。今後は二ノ平渋谷荘の建て替えで利用が増える可能性
• 小規模校（4校約200人）が宿泊行事で使うようになりました。定員が60人強だからそれが上限か。ただし海水浴はしない。
• 施設管理は良好。ハチペイが利用できるようになっているのもよい。お酒は売れない（レストランは可）
• 繁忙期2-3月、7-8月は8～9割の稼働率、通年では65％前後。

<提出する視察報告>

調査の概要（意見）
二ノ平渋谷荘の利用が困難となるほどの人気であったために渋谷区の第二保養所として平成26年に開設された。

管理およびサービス面では非常に優れており、快適に滞在できる。施設内には、温泉を活用したプールやサウナ、露天風呂などがあり、これらの設備によりトライアスロン合宿等スポーツその他の利用が可能となっているのが特色である。

利用状況はコロナにより停滞していたが令和4年にはコロナ前水準に概ね回復した。これはシニアクラブ等の活用が行われていないことを考えると驚異的である。

繁忙期には利用希望者が多く、令和4年の8月は抽選倍率が3倍に達したとのこと。
利用需要に十分対応できていないともいえ、現在のホテル等に導入されているダイナミックプライシングのような仕組みを参考に、低所得者と子育て世帯を除き繁忙期料金を導入する、宿泊者全員の本人確認書類提出を義務付ける、等の仕組みを導入し需要と収入の適正化を図る必要がある。

また、交通においては伊豆急行の割引などが設定されているものの、駅への送迎を強化するなどより一層の利便向上が必要である。

<写真>