渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
春の高校生インターンが始まりました。3日間お預かりします。
私たちの学生のころ(20年以上前)には考えられなかった高校生の政治インターン。社会に目を向けるきっかけになればいいですね。
18歳選挙権、AO入試拡大などの影響もあり、積極的な学生が増えてきています。実によいことです。
なお、今回は新学習指導要領導入で大学入試が変わる世代の高校生たち。それぞれの「戦略」が行動に現れていて実に興味深いところです。
<今回のテーマ>
社会を知る、ということで、政治・行政・区民のそれぞれと交流してもらうこととします。
政治の世界にいると、立場が違うと見える景色が全く違う、ということがよくわかります。その実感を持ってもらえるといいなぁと。
短期間ですが意識して様々な立場に触れてもらうことで視点の違いを体感してほしいですね。
<行政職員からのヒアリング>
私のヒアリングに同席してもらいながら、公務員の仕事についてヒアリングを行いました。
国・都・区でどのような役割分担がなされているか、公務員にとって法令順守の重みとは、そして公務員の仕事の面白さとは。
特に、昨今話題となっている「財務省文書改ざん問題」については詳細にお考えをお聞かせいただきました。地方公務員の失望や怒りを感じ取っていただいたのは大きな収穫なのかもしれません。
「地方公務員は法令違反すると住民訴訟を起こされる。国家公務員が訴訟を起こされないのはおかしい。国民訴訟制度を作ってほしい』
といわれたのがとても印象に残っています。そりゃそうですよねぇ…
<ワーク>
とあるワークを通じて、自分と社会問題・政治課題が直結していることを体感してもらいました。
なかなか面白い問題提起をもらいました。もしかしたら、今回のインターンがきっかけで請願提出や条例改正提案に繋がるかもしれません。今後の行動に期待しています。
<委員会傍聴>
幹事長会・文教委員会を傍聴してもらいました。
幹事長会では
- 原発ゼロ法の制定を求める意見書
- 森友学園への国有地売却に関する財務省決裁文書改ざんについて真相究明を求める意見書
- 旧優生保護法による優生手術等の被害者に対し保障等を求める意見書
の三本についての審議が中心。渋谷区議会では幹事長会で一致しないと意見書が提出されないのでハードルが結構高いのですが、それぞれの意見書について各会派の見解と賛否をそれぞれ聞いてもらうことで立場の違いがなんとなく分かったのではないでしょうか。
文教委員会では条例・請願の委員会採決を傍聴。こちらも各会派の討論を聞き、採決を見てもらいました。
内容を理解するのはなかなか難しいでしょうけど、国会とはまた違う地方議会の運営を見てもらうことで政治の世界に興味をもってもらえると嬉しいですね。
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