渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

ちょっと体調崩してました。定例会まで間がないのに…

 

質問内容事前公開第二弾です。

今回は子ども医療費助成について。

 

【質問】

 

こどもの保健の向上と健やかな育成を図ることを目的とする子ども医療費助成事業は、こどもの健康を守り子育て世帯を支援する観点から極めて重要であり、今後高校生の入院医療費についても拡大すべきです。

課題の財源面ですが、少額の自己負担を導入することで解決できます。診療件数が28年度で374,000件ですから、仮に一件当たり100円自己負担を導入すれば4000万弱の財源がでる計算になります。入院医療費に限ればある程度手当てできる数字です。

行政に求められているのは、もっとも生活が厳しい層に手厚い支援をして安心を生み出すことです。一部自己負担導入にて財源の一部を捻出し、高校生入院費の一部助成に乗り出すことで今以上に長期にわたり子育て世帯を守ってはいかがでしょうか。

区長の見解を伺います。

 

【解説】

 

文中書いたとおり、「もっとも生活が厳しい層に手厚い支援をして安心を生み出す」のが行政のひとつのテーマだと思っています。

子ども医療費については、平成6年から乳幼児の医療費の一部助成、平成18年より小中学生の入院医療費の助成、平成19年より通院医療費の助成と拡大してきました。中学生まで基本的に医療費が無料になる制度であり非常に手厚いと感じています。23区の中ではほぼ横並び(一部高校生まで助成の自治体がある)ですね。

ただ、ほとんどが高校に進学する現在、高校生からいきなり助成がなくなるのもなかなか厳しい。特に入院は、入院するような事態になればバイトも無理ですし、また金額的にも大きく、世話をする家族の負担も大きなものとなります。

せめて入院費をカバーすることで、子育て世帯の安心感を高めることが重要なのではないか、と考えました。

 

ただし、財源は無限ではありませんから、どこかから手当てをしなくてはなりません。

申し訳ないですが、私が着目したのは受益者である子育て世帯です。子ども医療費に1回当たり100円程度の自己負担を導入することで数千万円の財源が捻出できます。これで高校生の入院医療費(半額など一部助成の形であれば高校生の通院医療費も可能かもしれません)に対応できるのではないでしょうか。

 

現在制度を利用されている方には負担をお願いする提案ですが、その分子育てが長期にわたって安心できるようになれば、きっとご納得いただけるものと信じています。