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04年 02月の活動日誌

更新日: 2004/03/17

2004年 02月


2004.2.2 (月)

会派総会

昼食を挟んで会派総会。予算復活要望を翌日に控え、突っ込んだ議論が展開されました。
重点項目だけなので、会派議員の問題意識がダイレクトにあらわれます。
主な焦点は3つ。

  • 学校動物の充実・・・情操教育に有効であるといわれる動物飼育充実を検討しました。最近は学校によっては飼育を放棄(怪我をしていてもほおって置くなど)するところもあるようです。充実を要望します。
  • 地域コミュニティ誌の継続・・・各出張所単位でコミュニティ誌を作っています。これの予算が削減されるとのこと。これについての是非を検討した結果、なるべく継続する方向で要望することになりました。
  • 業務用パソコン端末等の補充・・・現在200台近い私物パソコンが区役所で使われており、問題点を以前質問で指摘しました。今回原案で示されたのは50台の補充。これでは業務効率化はおろか私物の一層も図れないということで、拡充を要望することになりました。

私の意見も含め、会派で議論した結果を区長に提出いたしました。

「交通と環境」

午後、交通問題特別委員会で研究会。東京都の自動車交通量対策担当の課長を呼んで「交通と環境を巡る政策課題」というタイトルで講演をしてもらいました。
ロードプライシングやパークアンドライド、荷捌き駐車場の対策など近年注目されている手法のほかにも、他地域で実際に取り組まれている地道な活動などを紹介いただき、大変に参考になったところです。
最後に「渋谷区は先進的な取り組みをしている」という言葉をいただきました。これは都のTDM(交通需要マネジメント)に協力して、荷捌きなどに実効性のある取り組みをしていることに対しての話です。私が議員になる前のことなのでたいしたことを言えるわけでもありませんが、今後もこの評価を崩さないよう努力をしていきたいと考えています。

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2004.2.3 (火)

節分

豆をまきました。今日は一日事務整理。12〜1月の忘新年会シーズンにたまった資料などを読んでいました。
 

平成15年度の定期監査報告書が示されました。
15年4月21日から16年1月30日まで、区全体の財務を中心とした事務について調査した結果です。結論としては「概ね適正に執行されている」が、いくつかの点で問題が認められるとのことでした。簡単にまとめます。

  • 都市整備部所管の補助金問題
    昨年8月の日記で詳しく取り上げましたが、補助金問題は詳細に検討されたようです。結論や対策は委員会などで審議されたとおりです。
  • 小中学校栄養職員の配置について
    区立小中学校の栄養職員は都が費用を負担する職員で、学校数の半数という基準で配置されていますが、どの学校に配置するかというのは教育委員会が決定します。
    しかしながら、今回の監査では30年以上配置されていない学校が4校もあったということで、学校間に偏りが無いようにと指摘が行われました。
  • 学校施設について
    耐震補強工事が完了し防災安全面では充実をしてきたようですが、廊下側の窓ガラスなどについては老朽化などの問題があるようで、強化ガラスの導入もしくは臨時措置として飛散防止フィルム貼り付けを励行する必要があるとの指摘が行われました。
  • 予算の策定について
    生業資金貸付など、貸し付け実績が無くなった(=意義が薄れている)貸付金についても予算措置が行われているので、再検討するようにとの指摘がありました。

取り急ぎご報告まで。

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2004.2.6 (金)

講義

渋谷区の予算の概要についてインターン生にレクチャーをしました。先週示された原案を元に、2時間ばかりの講義です。本来ならば渋谷区の財政状況と事業のあらまし、そして盛り込まれた新規事業について説明をしたかったのですが、ほとんどの時間を「予算編成の考え方・手続き」の説明に費やしてしまいました。考えてみれば一般の方々は行政の予算編成手続きなどは知らないわけですから、まずこの部分をしっかり説明する必要があるんですよね。
インターン生を受け入れる理由の一つに、「一般の視点」というものを常に意識できるということがあります。大変勉強になります。

夜は上原地区の町会連合会の新年会に出席しました。貴重なお話しを聞けて感謝!です。

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2004.2.7 (土)

新たな発見

渋谷の日中友好協会の新年会に出席してまいりました。民間の集いです。
渋谷区議会には「日中友好議員連盟」があり、私も参加しています。そのメンバーとしての出席になりました。毎年春節(旧正月)の時期にお祝いをするのだそうです。拳法の演舞などアトラクションも充実していて楽しめました。

続いて松涛美術館が主催する公募展の表彰式に出席。300点弱の応募の中から選ばれた7名の方に賞が贈られました。音楽はともかく絵画には全く馴染みのない私ですが、一通り入選作品を見て、楽しんでまいりました。

続いて、インターン運営について打ち合わせ。今後どのように運営していくかについてさまざま検討を加えてまいりました。7名もいると方向修正がなかなか大変です。

続いて、演劇のワークショップに出てまいりました。即興劇の初歩的なトレーニングを通じて楽しみながら表現力や発想力を広げてみようという試みです。どちらも政治の分野ではとても必要とされる能力ですが、リラックスしながらいろいろな発見をすることができました。

エンターティメントとしても面白く、はまりそうです。時間があえば今後も継続して学びたいですね。

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2004.2.9 (月)

東京都平成16年度予算案

民主党東京都連主催の勉強会に参加して、東京都の平成16年度予算案について勉強してまいりました。

都の財務局所属担当課長を講師に迎え、約90分の濃密な講義を受けましたが、まず強調されたのは都の財政的な厳しさです。都債償還(H18あたりまでがピーク)や多額の退職金(H19〜H22あたりがピーク)、破綻している開発事業(多摩ニュータウンの地価下落による損失など)等「隠れ借金」の顕在化、そして既存施設の老朽化(例えば橋梁ならば75パーセント弱が築30年以上)に伴う建て替え需要の顕在化など歳出は今後も高止まり。その一方で歳入は横ばいと言うことで、都の財政は依然として綱渡り状態だということです。
そのような中で組まれた16年度の予算は、

1.内部努力の徹底・施策の見直しなど歳出削減を図る
2.限られた財源を緊急かつ重要な課題に重点配分する

という編成方針の下に組まれたということです。

詳しい内容については都のサイトや都議会のサイトをご覧になっていただくとして、私見としては「苦しい状況(政策実現のための「投資的経費」が700億円減の5500億円)の下で、確かに意欲的な予算を組んでいる」と思います。特に産業力強化と治安・防災には相当な力が入っているようです。もちろん新銀行構想などいろいろ論点があって、これは都議会での審議に任せますが、全般としてまだまだ「攻めの姿勢は崩していないな」と思わせるものでした。
とはいえ、平成13年に私が都議選に出たときに訴えていた財政危機の状況については、更に悪化していると言うのが実感です。この点に関しては更に一層の努力が求められるところです。

 
財政調整などの制度がありますから、都政の動向はダイレクトに渋谷区など特別区に跳ね返ってきます。今後もタテ(国政・都政)ヨコ(他区、他市等の動向)の連携をしっかりと保っていきたいと考えています。こういうことができるのは政党に所属しているから。無所属議員にはないメリットを生かして活動をしてまいります。

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2004.2.12 (木)

国保運営協議会

国民健康保険運営協議会に委員として出席。ちなみに委員は医療関係、区民(在住・在勤)、公益代表で構成されています。私は公益代表委員の一人として出席いたしました。

新聞紙上で話題になったところですが、渋谷区は区部統一の国民健康保険料引き上げに反対し、独自に引き上げを回避する決断を致しました。と同時に23区の統一保険料方式からの離脱も決断したところです。これについて諮問がありました。
簡単に説明すると、保険料率は自治体が決めることができるのですが、東京特別区はもともと東京都が統一保険料を決めていました。その後、23区が独自に決めるようになったのですが、以前の経緯から23区統一の保険料方式が採用され、特別区長会で決められるようになっていました。そこから既に千代田区が離脱、今回渋谷区も離脱する、という経緯になります。

区民にとっては保険料値上げの回避は単純にいいことなのでしょうが、事はそう簡単ではありません。統一保険料方式からの離脱には他区からそれなりに反発があります。千代田区が離脱した時には渋谷区は反対に回った(委員の岡本議員は当時区議会議長として反対に回ったそうです)経緯があります。その渋谷区が離脱するにはそれ相応の理由があるはずですし、他区に対して十分に説明できなければ不信感を呼ぶわけです。ペナルティや不都合がないように部課長に要望を致しましたが、どうなることやら。
また、この決断については議長も担当部課長も知らされていなかったといいます。もし十分な議論がないままに見切り発車をしてしまったのであれば、結果が良い(保険料据え置き)からといって見過ごしにはできない問題です。

さて、諮問自体は問題なしという答申をすることに賛同いたしましたが、特別区の統一保険料方式から離脱した後の見通し・ビジョンや離脱に至る理由・経緯についてはまだまだはっきりしていません。今後議会に送付されますが、所管の文教厚生委員会などでしっかりと審議しなければなりません。

余談ですが、共産党の苫議員が異例の「区長擁護演説」をしていました。正直言って珍しい光景です。政治の不思議さ、面白さをいまさらながら痛感しました。

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2004.2.16 (月)

クリエーションスクエアSHIBUYA

井の頭線渋谷駅のビル、マークシティにつくられた「クリエーションスクエアSHIBUYA」の開設披露式典に出席。渋谷の物産や風俗(衣・食・住・歴史)を来街者に紹介する施設です。所管は区民部商工課、総務区民委員会の担当ということで、委員の私も参加してきました。委員会での議論は1月27日の日記に少し書きましたね。

併設された住民票&印鑑証明の自動交付機は、思ったよりも簡単に処理をすることができます。渋谷駅のみの設置となるとどこまで利用が進むかどうかわからないところがありますが、今後出張所や核公共施設にこれが備えられることになってくるとかなり便利になるでしょう。リース料は1台ひと月30万円前後。人件費を考えるとなかなか現実味を帯びてきますね。

さて、クリエーションスクエアについては現在のところ商工課が担当なわけですが、観光や物産、あるいは渋谷の紹介と言うことになるともっと突っ込んだ「渋谷というブランドをマネージする部署」が必要になるのではないかと考えています。特に昨今の治安悪化状況から渋谷は悪名ばかりが先にでる街になりつつあります。いろいろ検討しなくてはならないでしょう。

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2004.2.17 (火)

国会傍聴

インターン生とともに国会の傍聴。ながつま昭代議士の質問を聞きに行きました。はっきり言って「答えになっていない」答弁を大臣がしていたので、インターン生もずいぶんと憤慨をしていました。問題は多そうです。帰りのタクシーで運転手さんが国会議員に対する不満を延々としゃべっていたのが印象的でした(私が議員だということはわかっていなかったようです)。

その後、区長との懇談。会派議員と区長が次の議会について忌憚のない話し合いを致しました。その後会派総会で、議会HPの改革などについて報告が行われました。私が提案した議会HPにおける議事録の公開が4月1日から実現すると言うことです。実に嬉しいです!

夕方は民主党渋谷区支部の常任幹事会。そろそろ人事異動の季節です。大津新体制に合わせて機能的な役員構成をとろうということを確認いたしました。徐々に基盤が固まってきています。

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2004.2.18 (水)

TOKYO15(20代民主党地方議員のネットワーク)の勉強会。某自治体の課長から、「職員は議員をどう見ているのか」という大変直球(!)なお話を伺いました。

課長級職員と議員が公の場で対応するのは委員会の時です。予算や条例案などについてわりと具体的でつっこんだ質疑が行われる場なので、どのようなポイントに気をつけるべきか理解して質問することができれば大変効果的であると考えています。

しかし、聞いていると職員の方も議会対応には頭を悩ませているようですね・・・悪い意味で。「少なくとも議員には一本筋の通った主張をして欲しい」なんて、当たり前なことを言われてしまいました。その時々によって都合のいい行動をするメーワク議員も少なくないようです。そうならないように気をつけます。

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2004.2.19 (木)

年金

民主党東京都連主催の年金勉強会に出席。山本参議院議員(年金改革プロジェクトチーム座長)を招いて、今論議されているの年金改革与党案の問題点、今後求められていく年金制度の要点などについてレクチャーを受けました。年金についてはしばしば住民の皆さんから質問を受けるところです。的確な話をできるようにまとめておきます。

その後、若手議員有志の集まりに参加。各地域の政治的な状況について意見交換をしてまいりました。参議院選挙の公認問題やら地元の議員の状態やら、はたまた議会でのスタンスなどどちらかと言うと政治的な枠組みの話が多かったのですが、各議員悩みは共通のようで実に勉強になりました。

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2004.2.22 (日)

行動と思い

インターン生とのミーティングを毎週日曜にやっています。7名もいるので、ある程度自由に行動をしてもらって週に一度情報を共有しよう、というものです。

この場で指摘を受けたのは、サイトの日記(この欄です)で活動報告が行われているが、もっと考えていることを発表したほうが読者も面白いのではないか、ということです。学生ならではの真摯な意見に考えさせられました。

議員になるまでは確かにいろいろな思いやら考えをこの欄で発表していましたが、今のメインは活動報告になっています。それは、「何をやっているか・何をやったか」を明らかにすることは議員に課せられた義務であると考えているからです。定期的にやっている街頭での報告では限界がありますし、何より系統だっての報告にはなりません。せめて時系列的に日々の報告をサイトに掲載することで義務を果たす必要があると思っています。

とはいえ、皆さんの貴重なお時間を割いていただくわけですから、面白くない文章ばかりでは問題があるというのは事実でしょう。文章力という縛りがあるので難しいですが、できるだけ自分の内面的な部分(意見や思考など)も今後掲載していくことにします。
ご意見・ご要望・アドバイスなどありましたらお気軽にshibuya@s-kenpo.jpまで。

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2004.2.23 (月)

都区財調

総務区民委員会で都区財政調整についての状況説明と新実施計画についての説明を受けました。
都区財政調整(都区財調)は、簡単に言うと東京都と23区、そして23区の間で一部の財源を配分することです。これについては26日に詳しく説明します。実施計画とは3ヵ年の計画のことで、区が何をするか中期的な展望を具体的に定めています。

夜は15(いちご)会。区議会の新人議員の親睦会です。1次会は全員で、2次会・3次会は自民党の前田議員、無所属の平田議員と飲んできました。堅い話から柔らかい話まで飛び交う、結構面白い会なんです。

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2004.2.25 (水)

PFI

PFIの勉強会に出席。
PFIとはプライベート・ファイナンス・イニシアチブの略で、「公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う新しい手法」である(内閣府)とされています。
今までの公共施設建設入札や管理運営業務委託などは設計図や細かなマニュアルまで規定された状態で発注されていました。いわば、サイズから柄・素材・形状・縫い方に至るまですべて指定し、仕立てさせるオーダーメイドの服に似ています。それに対しPFIは例えば「この人数を受け入れられる介護施設」「利用者が十分満足できる運営」のように、大まかな概要・基準が示され(性能発注)、それを満たす範囲でなら自由に設計したり運営したりすることができるのです。この部分は大きな違いです。
さらに、民間が主体になるということもPFIの大きな特徴です。例えば施設の建設・運営をPFIでやるとすると、民間業者がお金を出して施設をつくり、行政はそのサービスに対して対価を払うことになります。従来型ですと施設の建設費は行政が持ち、建設と運営を民間業者が請け負うという形でしたから相当大きな違いです。

わかりにくいことを長々書いてしまいまして申し訳ありません。PFIと言う手法はいろいろ問題があるものの研究する意義のあるものだと考えています。何でもかんでもPFIと言う風潮に与したくはありませんが、今後も勉強は続けていこうと考えています。

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2004.2.26 (木)

「平等」と「不均衡」

勉強会づいています。今日は会派で都区財調の勉強会。難しい制度です。

東京都は、本来市町村税とされているものの一部(市町村民税の法人部分や固定資産税など)の課税権を持っています。これは歴史的経緯によるもので、もともと23区は東京都の内部団体として扱われ、大都市圏としてかなりの事業を一体として行っておりました。市町村の事務事業のうち、今でも消防や上下水道(清掃は23区に移管中)などは東京都が行っております。このような事情から固定資産税などは都区の「共有」とされており、約半分を都、残りの半分を23区という分配が行われています。
また、23区の中でも財政が厳しい(と思われる)区に対して手厚く再分配がされ、中心の豊かな区と周辺の区の格差が広がり過ぎないようにする仕組みになっています。
以上をまとめると、「都と区の調整」と「各区の間の調整」を同時に行うのが都区財調だ、ということができます。

しかし、いろいろ問題もあります。渋谷区などは比較的豊かなため、2年連続してこの分配を受けない(不交付)ことになってしまいました。逆に財調を多く受けている区の中には渋谷区の予算とほぼ同額の交付を受けているところもあります。これではおかしいのではないでしょうか?
都区財調という制度は渋谷区の財政に大きな影響を与えます。難しいのですが、できるだけ理解し、噛み砕いてご説明できるようにしたいものです。

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2004.2.27 (金)

残念

またまた勉強会。財務省の方を招いての勉強会に出席しました。主催は学生が中心になって運営している団体です。

講師の方はなかなか面白い方で、NPOなどを活用して行政の改革を図れ!と主張している方です。期待どおり示唆に富む話が聞けましたが、1時間くらいで連絡が・・・急用(これが「休養」だったらいいんだが)ができてしまい中座。残念です。

行政内部でも確実に意識変革の波が来ている、ということを実感したひと時でした。

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