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03年 07月の活動日誌

更新日: 2004/01/12

2003年 07月


2003.7.2 (水)

管外視察雑感

議員派遣による管外視察が始まりました。
渋谷区の所有している施設などを、議会の中から何名か選んで視察に行かせるというものです。「選んで」とはいうものの、実際には新人議員プラス希望者、という形になります。任期毎(=4年毎)に行われるのですが、4年間で施設がそう大きく変わるわけではありませんから、各議員の判断で参加するか否かを決めるのでしょう(本当のところは知りません)。視察にかかる時間は約1時間、拘束は移動も含め6〜7時間と結構な負担です。各議員の判断に委ねるのが合理的なのかもしれません(以前は全員参加だったと聞いています)。
ちなみに、参加者が17名(=議会の半数)を超えた場合、2班に分けて派遣します。議会の半数以上が同時に行動すると緊急事態に対応できなくなるからだそうです。なるほどなぁ・・・

初日の今日は檜原自然の家を見てきました。東京と山梨の境にあるこの村は、東京とは思えないほど自然が豊かで、マムシなども出るそうです。真偽のほどは定かではありませんが。
施設はもともと小学校だったところを改装して使っています。青少年宿泊施設ということで、青少年団体の宿泊などを中心として利用されています。施設そのものは古い印象を受けますが、こざっぱりとしていて快適な印象を受けました。

質疑の中で多少問題に思ったのは2点。ひとつは、稼動率の低さです。交通の不便さなどから年間を通じた稼働率は20パーセントを切っています。区の財産(この施設は借りているので、厳密に資産ではありませんが)を有効活用する観点からは、更なる稼働率の向上を目指す必要があると考えます。
もうひとつは、利用団体の問題。青少年の利用を目的としている施設ですが、私が質問したところ必ずしも青少年団体が利用者の大半とはなっていないようです。目的と実態が異なることはしばしば問題の温床となります。稼働率の向上とも絡みますが、一般団体をどのように受け入れていくのか再検討する必要がありそうです。パンフレットを見ると「青少年宿泊施設」なのにグラウンドでできるスポーツとして「ゲートボール」が挙げられている。ちょっとセンスを疑います。
個人的には一般団体にもバンバン使ってもらいたいです。後日簡単に報告書をまとめようと思っています。
 

9月の上旬ごろまで、各施設を回ってきます。

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2003.7.4 (金)

管外視察雑感2

山中高原学園を視察してまいりました。移動教室などで使う施設です。

小学5年生の時に行った思い出深い場所です。懐かしいなぁ、と思いきや・・・完全に変わっている!!きれいなロッジ風の建物になっていて、中には小洒落た暖炉があって、あまりの変貌にびっくりしました。
聞けば、平成2年から改装が行われたそうです。さすがバブルの最盛期、半端じゃありません。バブル期の景気のよさを改めて実感しました。

宿泊棟も変わっていました。割とオープンなつくりは変わらないのですが、防犯カメラが完備しているのが印象的でした。池田小事件のあとに設置したそうです。
もうひとつ印象的だったのは、肝試しがなくなっていたこと。今は「ナイトウォーク」というのかな。おどかさない夜歩きになったそうです。以前、生徒が骨折する事故がおきてしまったために変更したとの事。ある意味肝試しより怖いような気もしますが・・・それはさておき、印象深いイベントがなくなってしまったことは大変残念です。小学校の卒業アルバムでも写真13枚のうち3枚、実に四分の一が肝試しの写真。それぐらい思い出に残るイベントなのですが・・・。

小中学生が安全に、しかも楽しく社会性を養えるような施設にするためにさらにいっそう努力しなければなりませんね。
 

※前回の日記『パンフレットを見ると「青少年宿泊施設」なのにグラウンドでできるスポーツとして「ゲートボール」が挙げられている。ちょっとセンスを疑います。』について、「もともとは青少年に普及する目的のスポーツ」「競技人口は高齢者が多いものの、小学校にクラブがあったり、世代の幅は広い」というご指摘をいただきました。
要は、事業の目的(青少年が対象)をもっと意識した書き方があるだろう、ということです。ゲートボールというスポーツそのものについて云々という話ではないので、ご理解下さい。

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2003.7.7 (月)

近況

インターンの学生と手塚よしお衆議院議員のパーティに参加。
大盛況でした。選挙が近い、という意識があるからでしょうか、ものすごい熱気でした。 

インターンといえば、9月議会の時期にも若干名受け入れようと考えております。前回と同じくアイカスの方、そして今回は一般の方からも募集をはじめました。

前回のインターンシップの経験から、少し練りこんだカリキュラムを作ろうと考えております。さてさて、今回はどのような方が来て下さるか、今から楽しみです。

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2003.7.10 (木)

乗る人の都合・住む人の都合

日中は議会。会派総会、交通問題特別委員会に出席。
新宿⇔渋谷間はダイヤ改正によりまた運行列車数が増えるという。輸送力増強は重要な都市問題だが、一方で本数が増えれば増えるほど踏み切りによる交通渋滞は深刻になっていき、これも重要な都市問題であるといえます。
永年の懸案ですが、ついに一時間のうち30分弱、踏切が開いていない状態になることになりました。さすがににっちもさっちも行かない印象があります。

秘書セミナー

夜は、民主党本部青年局主催の「秘書セミナー」に参加。
政策秘書および一般秘書、地元秘書を招いて、「政治家秘書とはどういうものか」について知ってもらうというイベントです。
私は短期間ではありますが衆議院議員の秘書をやっておりました。秘書と政治家の両方の経験を持つものとして思うのは、「政策担当秘書であっても地元を見て欲しい!」ということです。政策担当=データ・資料を集めて政策立案、という風に思われがちですが、国民(住民)の生の声を聞かないで政策立案ができるはずがありません。どういう人にどういう影響(悪影響も含め)が及ぶか、きちんと抑えられる人に政策立案をして欲しいと思っています。
今回集まってくださった方々がどのような進路に進むのかはわかりませんが、できるなら「人々の生の声をきちんと聞く」秘書になって欲しいと思います。ただの政策エリートでしたら官僚で十分ですから・・・

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2003.7.13 (日)

挑戦は終わらない

本日行われた市議会議員選挙で、友人が惜しくも落選しました。
友人の落選は何回も経験していることだけれども、毎回自分のことのように辛く、悲しく思います。彼の思いが届かなかったこと、彼を支えていた人たちの思いが届かなかったこと。選挙は水物とは言うけれど、そういって割り切るには現実はあまりにも厳しすぎます。

私も落選経験があるわけですが、落選した候補者は「人物を試されている」のだと思っています。挫折に負けず初志を貫徹できるか、壁にぶち当たっても乗り越えられるか。挫折を乗り越えることによって人間は成長し、政治家としては実力をつけていくのでしょう。これから辛いけれど、ゴールを見据えて、雌伏の時。冷静に自分を見つめ、敗因を見つめ、志を練って欲しいと思っています。

私たち若手の議員・候補者は、未来を夢見て挑戦を積み重ねています。明治維新になぞらえるのはおこがましいのかも知れないけれども、屍累々積み上がる中、道無き道を踏み越えて一歩一歩進んでいくしかないのです。明日はわが身といいますから、私自身も着実に足場を固め、心身と技術を鍛え、その一方で後輩を育て、仲間と協力しながら「その時」を待ちます。明治の志士達が、最後の最後まで諦めずに時代を切り拓いたように。

彼の再起を心から祈ります。

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2003.7.14 (月)

タバコ

午後から総務区民委員会。
ひとつは健康増進法施行に伴う区の対応についての報告事項「渋谷区における健康増進法施行に伴う受動喫煙防止対策について(所管:総務部総務課)」。
健康増進法によって分煙(あるいは禁煙)など受動喫煙防止の取り組みが各所で進められておりますが、渋谷区でも区の施設(学校・区民会館など)での基盤整備を進める必要があります。これについての報告が一点。多くの区施設が8月1日より建物内禁煙になります
二点目は、健康増進法を契機に主要駅周辺地区の「歩きタバコ」を減少させようという試みです。現在のところ、都内で行われている「歩きたばこ対策」は大きく分けて二つあります。

  • 千代田区方式
    皆様方よくご存知の、罰則(過料)を科す形での歩きたばこ対策です。千代田区では効果を挙げております。一方で、「千代田区は通勤客が多く、周知しやすい。遊びに来る人など来街者が一定しない駅では周知が難しく、効果があげにくい」という指摘があります。品川区などではこの方式の取り組みが始まります。
  • 港区方式
    昨今行政関係を中心に注目を集めているやり方です。「マナーに条例をかぶせるのはおかしい」「広範な来街者に対応するためには罰則規定は難しい」との声から、マナー啓発に重きを置き、事業者・NPOなどと協力して歩きタバコ防止に尽くそうというものです。
    民間業者(JTなど)と協力して、喫煙所を相当数設置することにより、喫煙者の自主的な分煙行動を促そうとするのも特徴であるといえます。

渋谷区議会では、今のところ港区方式が有力です。今回の報告もこのような流れに沿ったものです。「罰則を設けて実効性のあるものにしたらどうか」というような考えもあります。私は、罰則を設けることには今のところ慎重ではありますが、来街者を含め強烈な周知徹底をして実効性のあるものにしなければならないと考えています。
今後もこのホームページなどで推移をご報告いたします。

住基ネット2次稼動

もうひとつは8月からの住基ネット2次稼動についての報告事項。住基カードや公的認証サービスに関する制度的な説明が行われました。問題点は、制度導入時(カードや認証発行時の本人確認)にあるようです。万全の体制を目指して研究を重ねていかなくてはなりません。
 

その後、渋谷区主催の町会観劇会。川中美幸さんのショーを町会・自治会の皆様方、総務区民委員会のメンバーとともに見てまいりました。皆さんには悪いけど・・・爆睡。
疲れが出てきてしまっています。

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2003.7.16 (水)

区政運営方針についての意見交換会

9時半から会派のメンバーと区長との懇談会。今後の区政運営方針について話し合って参りました。
非公式の席ですので内容を明らかにすることは出来ませんが、ずいぶんと広範囲にわたっての意見交換をすることが出来ました。

私はベンチャー支援策、文化振興策について、要望をしてまいりました。
ベンチャー支援については、現在渋谷区では「経営者チャレンジ塾」という、起業家・事業承継者に対する講習会が行われており、今後もソフト的なベンチャー支援策が進められていく予定です(ハード的な支援策については、小林議員から要望あり)。
渋谷での起業は、(1)アパートなどで職住一致の形で起業(2)従業員が10〜20人までは渋谷など主要駅近辺で小さな事務所を構える(3)それより規模が大きくなると区外へ転出、という傾向があります。小さな雑居ビルが多く、発展する企業にとって適切な規模の事務所が不足しているからであるといわれております。この、「離陸期」に対応する事務所の不足を解消することによって更に渋谷の街は活性化すると指摘いたしました。
文化振興策については美術系は松涛美術館を中心として振興が図られておりますが、伝統芸能や音楽系・演劇系などは系統だった施策が行われていないという認識があります。
「場」を必要とする音楽・演劇は、特にホールや練習場の問題が大きくなっています。例えば渋谷公会堂の劣化はすさまじく、PA機器の助けを借りなくてはまともな音がならないほどです(渋谷区第九で歌ったとき、ホールの貧弱さを痛感しました。ホールの質によっては演奏は著しく損なわれます)。こちらの改装について、出来るだけ早急に行うよう要望を致しました。

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2003.7.23 (水)

インターン生が8月より3人増えます。現実の政治の姿、そして現実社会の姿をしっかりと経験してもらいたいと考えています。

川辺健太郎氏

本日は、青年企業家として一世を風靡した川辺健太郎氏に対し、インターン生とともにヒアリングを行いました。「電脳隊」「PIM」という会社を立ち上げ、Yahoo!に対し50億円を超える評価で会社を売却し(株式交換)た人物です。

インターンのコメントから・・・

『会って見たら外見は本当に普通の人。よかったと思いきや、違う意味でびびらされたのは、彼の内面・・。
「コンピュータの事を知らなければ知ってる奴を仲間にすればいい」と驚くほど単純でいて的確な答え、そしてそれを実現する行動力。「会社の経営のために読んだ本は一冊だけ」知識の量じゃなくてツールをどう使い分けられるかという能力の重要性。川邊さんの話は、親の説教の何倍も為になる具体的な充実した人生の生き方を考えさせられるような感じでした。』

学生の瑞々しい感性で何かを掴み取ったようです。よかった。

もともと川辺氏とは幼稚園のころからの幼馴染。ずいぶんと水をあけられてしまって悔しいのですが、彼の話から私もいろいろとインスパイアされるのも事実です。切磋琢磨というとおこがましいですが、お互い刺激を与えられる仲間でい続けたいと思っています。

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2003.7.24 (木)

全員協議会

区議会において全員協議会が行われました。
内容は、補助金に関わる運営ミスと、それに対する処分です。

全員協議会とは、本会議とは違いますが、議員が全員集まって行う会議です。特に法律などに定めがあるわけではありませんが、区政などに関わる重要な案件について報告・協議がなされます。

問題となっているのは都市整備部の補助金申請であったということで、今後は所管の都市環境常任委員会と、総務セクションである総務区民委員会において詳しい経緯について調査検討が行われることになります。2年も前のことですからなかなか難しいでしょうが、しっかりと検討し、再発防止に努めなければなりません。
ところで、処分については担当者・係長・課長・部長が停職2ヶ月、当時の助役(現区長)は減給ということになりました(区長の減給は条例を変えなくてはならないのでまだですが)。課長・部長はすでに左遷ともいえる異動もありましたので、部長級・課長級に重い処分が下ったことになります。
民間企業であれば、ここまで管理職に厳しい処分にはなかなかなりません。ありうるとすれば、単純なミスではなくて組織ぐるみの不正であったとか、管理職の怠業によるミスであったとかでしょう。いずれにしろこのような「逆ピラミッド型」の処分は珍しいと思います。
この辺りの真相も含め、なぜこのミスが起こったのか、なぜ発覚したのか、などなど確認し、再発防止を図らなくてはなりません。
 

午後は資料整理や雑用など。
夜は民主党渋谷区支部の常任幹事会。今秋噂される衆議院議員選挙に対する体制、など検討が行われました。その後、暑気払いと言うことでざっくばらんな意見交換タイム。民由合流など、政治状況の変化に対してさまざまな視点から話し合うことができました。

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2003.7.28 (月)

[視察]富山臨海学園

富山臨海学園の視察に行ってまいりました。
中学生(春)と小学生(夏)が主に使う施設です。私も1984年に参加したので、ざっと20年ぶりの訪問になります。うーん、懐かしい!!

小学校の卒業アルバムより

上の写真(小学校の卒業アルバム)には小学校4年生の時の私が写っています。さて、どれでしょう?
私の母校、神南小学校(大向小学校)のこどもがたまたま来ていたのですが、人数が少なくなったのを除いては当時と同じくらい元気で、好奇心旺盛に活動しているようでした。頼もしく思いました。以下は、今の富山の施設です。

現在の富山臨海学園

さて。この施設は移動教室として使っている期間の他は「社会教育団体(渋谷区在住・在勤者を中心とした団体)」に開放されています。が、年間通じて6団体、1000人弱しか利用していないという施設になってしまっています。せっかくの施設なのに、もったいない!
ちなみに、職員の方6人は年間を通じて勤めていらっしゃるとのこと。利用者がいないときには「掃除などをしている」とのことで、これが本当だったらまことにもったいないことになります。
利用者が増える仕組みづくりを考えていかなくてはなりません。
 

帰ってからは「イチゴ会(区議会同期会)」が行われました。よくよく話を聞いていると、一つ一つの身近な問題などを解決していこうとする方と、大きな制度全体を捉えて最適を図ろうとする方と、2つの方向性があるように思いました。ちなみに、私は後者の傾向が強いようです。
今回の選挙では34議席中新人が9名になりました。非常に多い比率です。今後の議会は新人が左右する局面も出てくるような気がします。

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