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渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

渋谷区の平成27年度予算案が発表されました。今後、渋谷区議会で議決されれば決定です。

 

 ◎平成27年度渋谷区予算に盛り込まれた提案

 

 わたしたち民主党渋谷区議団が提案してきた政策や、それに関連する政策について簡単にまとめておきます。

 

予防接種助成の充実

 
  • (高齢者)インフルエンザ無料化
  • (こども)おたふくかぜ・B型肝炎ワクチン無料化、ロタウィルスワクチン助成1回1000円増額
 

社会全体を守る予防接種。感染拡大を防ぐことは、後遺症のリスクを減らし、社会的な負担(医療費支出が減る、病院が過剰に混まなくなる、看病休暇などがなくなるなど)の軽減につながる、非常に有効な政策だと思っています。

ひきつづき「日本で一番予防接種政策が進んだ自治体」となります。

 

帰宅困難者対策の充実

 
  • 「帰宅困難者対策・渋谷駅周辺都市再生安全確保計画(仮称)」の策定
  • 医療救護所の増設
 

06年の表参道ヒルズ開館時に「来館者むけ備蓄がない」ということが判明してから「帰宅困難者対策の充実は、渋谷区民を守ることにつながる」と主張しています。区民の避難所に殺到されたら混乱し、備蓄品も足りなくなるからです。こちらも一歩前進。

 

教育の充実

 
  • コミュニティスクール(地域が学校にどんどんかかわるしくみ)の拡充
  • 保育施設と小学校の連携をすすめる「就学前オープンスクール」の拡充
  • 学校施設整備など
 

教育は極めて重要です。親の経済力や家庭環境にかかわらず、充実した教育をうけられることは、社会の活力をうみ貧困や治安の対策にもつながります。

こちらも一歩前進と言えるでしょう。

 

保育枠の大幅拡充(ただし、待機児解消は難しいか)

 

民主党は今まで、ゼロ歳児保育・病児保育の推進、認可保育園にこだわらない多様な保育施設の導入と保育料格差の解消(認可園に入れた方と入れなかった方の格差解消)、保育ニーズ調査と保育予約制度の導入、保活による流入を防ぐ仕組みの導入(待機児の多い地域からの転入で待機が解消できない)を提案してきました。

需要(保育の応募)と供給(保育施設の設置など)がつりあわないと待機児解消はできません。いまは供給だけで対応しているので、「待機児が少ない自治体に転入する」傾向がある今では釣り合うはずがありません。今後も需要のコントロールを提案し、待機児解消にむけ努力します。

 

◎その他、目を引く新規事業・拡充事業

 

ドイツ青少年スポーツ交流派遣(フィンランドへの児童生徒派遣も引き続き実施)

中学校部活動の強化(チーム渋谷として全区での事業をやるようです)

幼稚園の預かり保育事業拡充

 男女平等・多様性社会推進(条例が提案される予定。性同一性障害の方の結婚証明に当たるパートナーシップ証明書などが盛り込まれそうです。ハセベケン議員が長年取り組んできたもの)

各種施設整備(複合施設が主ですが、保育園や高齢者住宅がかなり目立ちますね)
  • 旧本町東小学校跡地複合施設整備事業
  • 旧代々木小学校跡地複合施設整備事業
  • 幡ヶ谷原町住宅跡地整備事業
  • 幡ヶ谷二丁目複合施設整備事業
口腔機能維持向上健診(75・80・85歳対象。健康維持と生きがい確保のために口腔機能の維持は非常に重要です。ご飯がおいしく食べられないで生き続けるのとか、本当にしんどいと思う。栄養と認知症の関係も最近は明確になりつつありますね)

生活困窮者自立支援事業の拡充(ホームレス対策)

地域包括支援センター人員増

ハッピーマザー助成拡充

 はあとぴあ原宿マイクロバス増車

通級指導学級整備(常盤松小・代々木中)

商店街ポイントの助成

道路橋梁整備事業(整備・点検・修繕・改良など。インフラの老朽化は大きな課題ですが、本腰入れて取り組むようです)

上原公園便所建て替え工事(上原公園は保育施設ができますが、既存の便所があると配置が難しいため、移設も含めて)

渋谷駅桜丘口再開発事業(ついに! 渋谷駅南口の大規模再開発がスタートします)

マイナンバー・財務会計システムなど