渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
マンガ大好きです。

最近、生活保護や障害、特別支援、原発労働者などを真正面からとりあげたマンガが結構あって、自分も考えるきっかけにしているのですが、そのうちのひとつに聴覚障害者を取り上げた「聲の形」があります。
聴覚障害者の皆さんが「実態に則している」と評する話題作です。

ついに完結の七巻が出ましたので、ぜひ読んでみて下さい!

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とても素晴らしい、そして胸が苦しくなるような作品でした。
このマンガは聴覚障害の方の現実も出てきますが、障害があろうとなかろうとコミュニケーションはとても難しい繊細なものだ、と改めて感じさせます。


<各巻のあらすじ>



(1巻)小学校のクラスに転校してきた、聴覚障害者・西宮。石田は西宮が理解できなくてちょっかいを出し続け、そのうちにいじめに発展。西宮が転校した後は逆にひどいいじめの対象になってしまう。一人ぼっちのまま高校生に。
死にたい。でも死ぬ前に一度あって西宮に謝りたい。

 

 



(2巻)何とか探して西宮に再会。話したくて手話も習った。友達になりたい。
でも、西宮の妹や母親からは拒否される。「あなたがどんなにあがこうと、幸せになれるはずだった小学校時代は戻ってこない」

 

 



(3巻)徐々に仲良くなった西宮を小学校時代の友達と会わせてやりたい。西宮と共にいじめられた佐原、西宮を共にいじめてしまった植野など。
西宮は手話を使わずたどたどしい発音で石田に告白するも、「好き」を「月?」と聞き返され諦めてしまう。「俺らの関係って、友達ごっこじゃないよな?」

 

 



(4巻)西宮や植野や佐原らとともに遊園地へ行くことに。友達って感じで楽しい!
でも、植野が西宮に放ったひとことで、西宮の大きな課題が明らかに。「私 今日確信した。あんたは五年前も今も変わらず私と話す気がないのよ!」

 

 



(5巻)みんなで映画作りがスタート。が、いじめの過去がみなを引き裂く。「私と一緒にいたら不幸になる」「どうやったら自分が昔より成長したって証明できるんだろう?」

 



(6巻)西宮の飛び降り自殺をギリギリで止めたが、石田は意識不明になってしまった。石田と西宮を巡り、各メンバーのすれ違いやそれぞれの葛藤が語られる(特に西宮の視点は、聴覚障害者にとってコミュニケーションがどういうものなのかがよくわかるのでみるべし)。

 


(7巻)石田が意識を取り戻す。そして・・・
どうぞ、ご自分の目で結末をご覧ください。


ちなみに私は一番植野さんが気に入っている。一番人間臭いかなぁと。

 

 

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<プチ日記>

 

最近、お風呂で歯磨きをするようにしたら、こどもたちが喜んじゃって歯磨き好きになったようです。

不思議。目先が変わると楽しいのかなぁ