渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
10月11日に渋谷区議会が終了し、令和3年度渋谷区決算の認定その他の議案が通過しました。
今回非常に残念だったのが、大事な大事な決算認定において反対討論しか行われなかったことです。与党系大会派も賛成討論を行わず、賛成の側からの意見が区民にほとんど示されないまま議会が終わってしまった。
無所属一人会派のわたしですが、やっとけばよかったなぁと後悔しています。そこで、簡単に賛成理由を開示しておきます。
<賛成理由>
コロナ二年目を堅実に切り抜けたことを評価
コロナで区民生活に大きく影響があった中、自治体として堅実に実務をこなしたことは評価に値する。繁華街をもちどうしても感染者数が増えがちの場所であるが
- 保健所体制の弾力的な対応
- 国の方針が二転三転する中でも速やかに確実にワクチン接種を遂行
したことは高く評価したい。
文字では簡単だけど、異常な状態をよく耐えたと思います。関係者の皆さんに心からの敬意と感謝を表します。
コロナをきっかけにオンライン化を推進
コロナをきっかけに「非接触型の行政」を推し進め、「最終的には来庁しなくてもいい状態にする」と目標を明確にしたことは評価したい。
- タブレットでのオンライン学習
- LINEなどでの非来庁型サービスが進んだ(一部トラブルあり)
- オンライン健康相談
- 高齢者デジタルデバイド解消(スマホ配布)
- イベントや説明会などのオンライン配信
そしてそれを推進するための
- 5G通信インフラ整備
- 職員の在宅勤務
などが進んだ。
教育改革
タブレット化第2シーズンの2年目、いくつかの取り組みが進んだ。
- 通信環境の改善
- タブレット利用の日常化(プレゼンなども含め、タブレット利用が日常化し、児童生徒の習熟が見られた)
- モデル校にデジタル教科書(ただしR4は後退して使いにくくなった感がある)
- ダッシュボードの構築(データを使いやすくなる)
また、国に先駆けた「部活の外部化」が始まった。チーム人数も確保が難しい現状、部活の外部化は部活の質の向上と学校負担の軽減の両方を見据えたものと評価できる。地域の企業等との連携でさらなる充実が図られるよう希望するところ。
- 渋谷ユナイテッドの誕生、クラブの試行
その他
以下の政策も面白いと思います。
- スタートアップの支援
- データ活用の推進
- 落書き対策
課題
課題としては以下
- 渋谷図書館の廃止については今まで放置していた点で確かに問題があると思います。ここまで来たら早期廃止→早期建て替えが妥当とは考えますけど。
- 民間との協力は良いのですけど、全体像がつかみにくくなったのは間違いありません。渋谷区はどんな目的でどこと何をやっているのか明確に把握できるようにする必要はあります。
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