渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。お越しくださいましてありがとうございます。




2月20日の午後(おそらく15時半~15時半ごろ)、本会議で区長教育長に対して質問(形式の提言)を行います。ぜひお越しください。




時間が3分弱と短いのですが10項目以上詰め込んでしまったためにほとんど説明する時間が取れません。基本は今までの延長線上なので議会では質疑と答弁がかみ合うのでしょうが、一般の傍聴の方はわからないと思いますので簡単に解説を置いておきます。




(質問終了しました。答弁をイタリックで、最後に本文を付けました。ご参考にどうぞ。ただし正確ではありませんので念のため)







<感染症対策>




実を言えば、この定例会でバシッとオリンピックに向けた感染症対策パッケージを提案する予定でした。




そこに新型コロナウイルスCOVID-19が発生し一気に議論と理解が進んだ状況です。ある意味で私の提案しようとした内容は陳腐化してしまいました。
なので、分量を減らし、将来にわたり感染症につよい区政という観点を前面にします。




  • 窓口電子化や在宅勤務の推進:感染症が広がりづらくなるでしょう→窓口は来年度から試行。在宅勤務は来月から拡充
  • 出席停止や学級閉鎖、学校閉鎖の運用方針:校長判断で「出席停止にできる」という規定なので、学校長&校医に全責任を負わせず迅速な判断を可能にするため方針を明示してほしい。また学級閉鎖等は家庭に負担が大きいため事前に方針を明示してほしい→通知に準じ対応
  • 在宅学習→現段階でも可能
  • パンデミック発生時のBCP(業務継続計画)策定:区民生活に直結するので、どこまで業務量を減らしていけるのか事前に計画が必要ではないか?→既存の災害BCPを準用
  • (既存感染症対策)子宮頸がん予防ワクチンの定期接種期間を逃した方の支援:あまりにもかわいそうなので救済を。費用助成は予算に盛り込まれなかった…→助成できないと難しい
  • (既存感染症対策)子宮頸がん予防ワクチンの個別情報提供:厚労省の会議で方針が示されたので一日でも早い対応を→国の方針が具体化するのを注視



<街を守る取り組み>




感染症やハロウィンなど、渋谷に人が集まるからこそ課題が発生することも確かなことです。その点からまちづくり、観光振興について問う予定でしたが、こちらも新型コロナウイルスにかかわって大きく修正。




前回に続くオーバーツーリズムの話、そして羽田空港航路変更について取り上げます。




  • 観光振興:否定しないけどそのメリットデメリットを明らかにして。デメリットへの対策をセットで。→路上禁煙などマナー啓発なども行う。イベント有料化なども検討
  • 羽田空港航路変更:見直しや撤回は。→国の責任でやるよう求める



<教育>




教育についてはICT教育の次期システムがやはり大きいかなと。またプログラミング教育の本格実施も控えています。この二点について取り上げます。




なお、今定例会には学校の情報ネットワーク整備の経費が補正予算として計上されました。本当に時間のない中よく編成したなぁと思います。国も東京都もグズグズで、情報がほとんど出てこない中進めたのはお手柄でした。そのエールも込めておきます。




  • プログラミング教育:楽しさや達成感を味わえるように→AB分類優先。楽しくプログラミングを学べるアプリケーションをつける
  • 他自治体との連携:国の方針を受け、安い端末でクラウドの活用をメインにするというのが主流になるでしょう。渋谷モデルは孤立しないかどうか、その戦略を問いたいなと→情報提供続ける
  • 方針:日常的に使い倒す→扱う情報量を増やす、に方針をグレードアップすべき。そもそもコンピューターは情報を扱うもの。情報量が増えれば増えるほど成果も出やすいものです。利用時間からインプット/アウトプット/コミュニケーション量に焦点を変えることで、デジタル社会を生き抜く力を培ってほしい→情報量は「主体的対話的で深い学びにつながるのか疑問」タイプ速度は見る



<情報提供・情報公開>




情報提供・情報公開については本会議で取り扱うにはちょっと小粒だなと思いましたが、情報提供は各部またがるものなので/情報公開は政治的な論点なので本会議質問に組み込みました。




  • 情報提供:印刷された〇〇計画などが大量にあるのですが、小さな修正はちょこちょこあるみたいです。それは致し方ないですが、ウェブサイト上に必ず最新版を置いておくルールを徹底することで軽微なミスの修正コストを下げることができるのではないでしょうか。その方向で
  • 情報公開:交付方法の拡大。コピー代1枚20円を10円に。→交付方法は今後検討。コピー代は事務処理が変わらないので変更なし



以上です。読みでミスると時間制限を超えてしまうので、ちょっと練習します…




<質問本文>




感染症に強い町にしていきたいものです。




外出が感染拡大につながるという意味で、区が進めている窓口の電子化と在宅勤務は重要です。現状と展望を伺います。




また、パンデミック発生時のBCPを今後検討すべきです。区長に伺います。




学校での対策です。新型コロナウイルス蔓延防止に必要な対応として、出席停止や学級・学校閉鎖の運用方針をお示しください。




中国などではオンライン学習も導入していますが現在および次期ICTシステムではいざというとき可能か、教育長に伺います。




HPVワクチンについて。定期接種期間を逃した接種漏れ者の救済、接種助成を訴えてきました。せめて接種漏れ者が自費で接種した場合の健康被害対策だけでもしてあげたい。行政措置予防接種に位置付けるなどすれば補償を充実できるのではないでしょうか。




また定期接種対象者に対しては、自治体から個別に制度を情報提供する方針が厚労省の会議で示されました。速やかに行うべきです。区長に伺います。




観光について。観光振興は否定しませんが、感染症等のリスクやオーバーツーリズムなど住民生活への負担を考えると、「観光振興は区民にどんな利益と負荷をもたらすのか」を整理し、住宅街への染み出しや混雑・渋滞、騒音やゴミなど必要な対策もセットで示すべきです。区長に伺います。




羽田空港の航路変更について至近距離の機体を見て多くの区民から相談が来ています。情報が届いていなかった区民への対応、また見直しや撤回を求める場合に区がとりうる手段は何か、区長に伺います。




教育について。プログラミング教育では、小学校手引きのC分類「プログラミングの楽しさや面白さ、達成感を味わう」が土台になくてはプログラミング嫌いが出ると危惧しています。C分類の充実について教育長に伺います。




昨年末のGIGAスクール構想を受けた補正予算は迅速な対応に感謝します。




次期ICTシステムには大いに期待しますが、今後ガラパゴス化させず充実させるためには他自治体との連携協力が必要ではないでしょうか。




また従来の「日常的に使い倒す」から一歩進めて今後は「扱う情報量を飛躍的に増やす」を目標にすえ、タイプ入力の速さも意識すべきです。教育長に伺います。




情報提供について。計画や報告書において印刷・配布後の修正もあるようです。修正の容易な公式サイト版を最新版と位置づけ変更履歴をつけるとともに、印刷版には「最新版は公式サイト版をご覧ください」と明記すべきです。区長に伺います。




情報公開について。メールやUSBメモリなどでの電磁的な交付も可能にすべきです。手数料も見直し、特にコピー代は10円に引き下げるべきです。区長に伺います。