渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
お越しくださいましてありがとうございます。
鳥取県の認知症対策を視察してきましたので、備忘録を兼ねてごほうご報告しておきます。
<内容>
鳥取県の認知症対策は、平成26年に日本財団さんとの提携のもと、鳥取大学・伯耆町と合同で企画され、翌年から2年かけて伯耆町でモデル事業として実施されました。
そこで得られた成果を証拠(エビデンス)として、県内各地に広げています。
内容としては、
スクリーニングを二回(一回目:タブレット、二回目:専門家の確認)行い、ものわすれがあるが認知症ではない層を対象
週 1回、24回(半年)の講座、公民館単位でおよそ10-15人程度のグループ
運動50分、知的活動50分、あわせて座学も適宜行い2時間の講座
運動はストレッチ、有酸素運動(認知症に効果が期待できる)、筋力トレーニングのワンセットで、一部は知的活動の要素も含んでいます。
知的活動は8種類×3周。「これは空間認知能力を養うための塗り絵です。車庫入れ等に必要な能力です」等の動機付けを行う
<感想>
- 健診等でのタブレットによるスクリーニング→半年間のトレーニング→改善後のフォロー教室→毎年のスクリーニングによっては再度受講、という一連の循環が自然に設計されている
- きちんと受けることが前提となっているので、主催者や周囲の声かけなどの努力はなかなか大きい
- 地域の交流が生まれるきっかけともなる
- 結果が出ている方法であることは確か
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