渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

渋谷区の「渋谷区トイレ環境整備基本方針」をご紹介します。

渋谷区役所仮庁舎の「だれでもトイレ」にけいじされていた表示が問題とされ、それを契機に「【みんな】が利用しやすいトイレ環境について、さまざまな利用者の視点を踏まえて整理」したものです。

経緯について詳しくは下のブログ記事をご覧ください。


(参考)渋谷区の「だれでもトイレ」の表示について(2018年1月10日)

 

さて、トイレ環境整備方針の中で非常に重要なのは、それぞれの利用者にとって「使いやすさ」が異なることを詳細に検討している点です。

例えば広いトイレは多くの方に使いやすいが視覚障害をお持ちのかたは使いづらいとか、着替え台があると子育ての方は便利だが車イスの方は動きにくくなるとか…

これはトイレだけではなく、まちづくり全般に必要な視点ですね。誰もが生きやすい、ダイバーシティ&インクルージョンのまちづくり。

ぜひ多くの方に読んでいただき、これからのまちづくりを考える参考にしていただきたいです。

渋谷区トイレ環境整備基本方針



 

<トイレ表示について>

 

なお、新庁舎のトイレについては、機能を表示する形式になります。基本的にJIS規格に準じた表示です。

 

(今まで)「○○な人向けのトイレ」→(これから)「○○機能を必要とする方が使うトイレ」

 

ですので、例えば懸案となっているトランスジェンダーの方であれば、男女兼用の個室トイレをお使いいただくことになります。