渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

参議院議員選挙、都知事選挙、そしてなんといっても都議補欠選挙。選挙の夏がようやく終わり、ただちにインターンの夏となります(^-^;

ということで、3回目となりました高校生インターンの受け入れです。第1日目。

 

もともと若者政策の一助とするために、若者の意識や実像を知りたいというおもいもあって始めた学生インターンの受け入れですが、昨今の18歳選挙権付与を前に高校生の短期インターン受け入れも実施して3回目。

今回も意欲的なメンバーが集まりました。

 

今回のテーマ

 

「メディアと政治」と題し、識者のヒアリングや私とのディスカッションを通じて感じたことをまとめてもらおうと思っています。

メディアは今や新聞・テレビだけではなく、ネットが大きな媒体となりました。だれでも発信でき、力のあるメディアに育てることもできる時代です。

そんな時代に、メディアの情報をどう受け取るか・どう発信するか・そしてどのように政治教育に活かすか。そのあたりを一緒に研究していきたいと思っています。

渋谷区議としても、政治啓発・メディアリテラシー教育や区の広報、あるいは私自身の広報にも活かせる課題ですね。

 

山本一郎さんヒアリング

 

フジテレビ「トクだね」のコメンテーターであり、ブロガーの山本一郎さんから、政治について、メディアと政治について、後半にお話を伺いました。

 

2016-08-02 13.56.48

 

まず、政治について、割と誤解されている「保守」と「リベラル」の概念を整理してお話しいただき、そのうえで両者が対立し、どう融合していくかを考えていくこと、どのような社会にしていきたいか考えていくこと、そしてそのためにどのような立場に立っているのか「自分の核は何か」考えることが極めて重要だとご指摘をいただきました。

例として、保守主義的な態度では貧困層に対する支援は消極的だが、その結果自暴自棄になって犯罪が起こるのであればそれは社会にとってプラスだとは言えない。リベラル的な社会保障の仕組み、生存権保障の仕組みが機能していかなくてはならない、などのお話は、おそらく学生はまったくもったことのない視点であったと思います。

独居老人の話、医療の話、財政の話、世代間格差・・・などなど、広範なテーマを縦横無尽に展開する山本さんのパワーに学生たちは圧倒されていたようですが、しっかり自分の意見を言おうとしていたところが非常に頼もしいですね。

非常に濃密な時間を過ごさせていただきました。

 

 

議会レクチャー

 

渋谷区議会とはどういう場所で、どのような仕事をしているのか。

ざっくりご説明しました。

 

議会は「決める」人なんです。説明しながらその重みを改めて痛感しますね。

 

 

テレビ局報道系プロデューサーさんのヒアリング

組織に所属されている方なので詳細は避けますが、ドキュメンタリーの作り方、今回の都知事選報道についてなど、作り手の側の方々が何を考えていらっしゃるのかをお話しいただきました。

「自分が番組を見る側として、どのようなことに気を付けるのか」と、映像メディアの受け取り手側のポイントについて伺いましたが、これまた非常に興味深いですね…細かなところに見抜くカギがあるのだなぁと。勉強になりました。

 

 区民環境委員会の傍聴

 

議会の議論を見てもらうのもよいかと思い、ちょうど開催されていた区民環境委員会の審議を傍聴。

渋谷区内にある施設の視察後のまとめ(質問や要望を担当者にぶつける)が行われていました。

 

感想は・・・ずいぶん面白かったようです。詳細は避けます(笑)

 

 ということで、高校生にとって刺激的な一日だったのではないかと思います。