渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

渋谷区議会議員11人が、リオオリンピック・パラリンピックの視察に行くと言う報道がでています。

簡単に経緯をまとめておきます。あくまで私から見た経緯ですので、多少誤解があるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

<経緯>

 

  1. 昨年秋ごろ、渋谷区議会五輪パラリンピック特別委員会で、「リオオリンピックを視察すべき」との声が上がる
  2. 委員会メンバーの意向をとりまとめ、特にパラリンピックについては体験した議員が皆無であるため「可能であれば委員会として視察したい」といった申し入れを議長に対して行う
  3. 議長を通じて区長に予算要望を行う。なぜか委員会メンバー+1の議員8名分要望した、と報告があった
  4. 平成28年予算に区議8人+職員3人、リオ&ロンドン五輪跡視察費用が計上される。別に区職員の視察費用も計上される
  5. 各会派に視察の希望があるかの問い合わせが来る(これから返答)

というものです。

 

<私の考え>

 

個人的には、

  • 東京オリンピックは経験した人がいても、パラリンピックはいないので、見てリアリティーをもって施策に活かすことは重要。
  • 加えて、近隣住民の対応や多様性対応(ハラルなど)は実地でしか見られないのでぜひ見てきてほしい
  • が、あくまで委員会で発議があった件だから、経緯を大切に委員会メンバーで行くべき。でないと、委員会での議論に活かせない
  • 一人増えたのが不信感ありまくり
  • 日程等の協議もへないまま、案を示して決定する機会も与えないまま、契約だけが先行したことは大問題
  • 日程の都合上とはいえロンドンの視察もセットされたのは非常に違和感を感じる
  • 費用は、オリンピック前後で高騰しているだろうから、まあ致し方ない(パッケージツアーもオリンピックはJTBで150万。ある程度かかる)
  • いかない議員にもきちんと研修等で還元してほしい

と考えています。

 

先週、横浜市の某会派の海外視察が非常に充実した視察報告をつくっていました。 130ページにおよんでいて、はっきりした課題意識のもと、詳細に調査を行い、市民とも視察報告会で濃密な意見交換を行っている、と聞いています。

このような真摯な視察を行い、施策に活かせるなら胸を張って送り出せると思ってます。が…

経緯すら大切にしてない以上、なあなあになってしまってうまくいかないんじゃないかと危惧してます。

 

いずれにせよ、民進党が参加するかは、今後メンバーと協議して決めます。