渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
今年はエイプリルフール記事は無し。まじめに高校生インターンの活動二日目です。。
ミーティング
前回活動の振り返り、今後の課題の確認など。
今回は体調不良で途中合流の方がいらっしゃったため、若干時間をかけて。宿題として「保護者とはなすこと」を入れたので、その報告も併せてお願いしました。
なお、今回は「はじめての選挙にあたって高校生への啓発はなにをどのようにやるか」を企画するという課題をだしたので、3日目(明日です)に実際に提案してもらいます。
政策調査の基礎
政治は生活です。とくに地方政治は自分たちの生活から出てくる課題を解決する営みです。
ですので、まずは自分たちの生活上の不満や不安などを言語化してもらうというタスクを出しました。
これは大学生インターンでも常にやることですが、案外自分のことをわかっていないし、何か思っていてもすぐに忘れてしまうものです。
単純なワークではありますが、自分の中から政策の種を探すことで、インターン活動の軸ができてきます。4人ともそれぞれ公平さや静謐さなど、自分が求めている方向性が何となく理解できたのかなぁと。
事務作業
仕事をするうえで、事務作業はどうしても避けて通ることはできません。ボトルネックを探し、効率よく仕事をしていくという意識を持ってもらうことを目標に、仕事をしてもらいました。
単にアンケート用紙を三つ折りにするというだけの課題なのですが、何も考えずにやるのと、どこにボトルネック(遅くなる原因)があるのかを考えながらやるのとでは大きな違いがあります。
作業環境の改善、作業手順の簡略化などを意識してもらいましたが、考えたことすらなかったようで戸惑っていたようです。
黙々と。「狭いとやりにくい」に気づけるか?
逢坂誠二衆議院議員と面会
私が尊敬する逢坂誠二衆議院議員に時間をとってもらい、学生にお話をしていただきました。
「政治はうさんくさい、と言うのは当たり前。なぜなら、構造的にうさんくさいからだ」「政治は価値観を作るしごと。奥が深い」「学問を通じて考え方を学ぶ」
などなど、刺激的なお話をしていただきました。
「政治はうさんくさい、と言うのは当たり前。なぜなら、構造的にうさんくさいからだ」というのだけ説明しておきます。簡単に言うと、論理的に決定できない選択をするのが政治の役割、ということです。
美味しいか美味しくないかは判断できます。が、この場所に保育園を作るか特養ホームを作るか公園を作るかというのは、論理的に判断できないです。どれかを選べば他のものはできませんから、切り捨てられる住民も出てきます。
このような割り切れないものについて、最終的に決断するのが政治。説明はどうやっても完璧にはならないし、切り捨てられた人からはうらまれるし。こういう構造があって、どうしてもうさんくささがつきまとうことになります。
学生たちにとっても目からうろこの落ちる話だったようで、真剣に聞いていました。ありがたいですね。
住民ヒアリング
私の小学校の同級生に協力してもらい、話を聞かせてもらいました。
渋谷のイメージはわずか20年前(私たちが学生だった頃です)は「怖い」だったとか、ハチ公の逸話とか、昔の東急本店あたりの状況とか、新鮮な内容だったようです。
よく「渋谷に人が住めるの???」なんて聞かれますが、駅からあるいてたった10分足らずの場所に長年住んでいる方の話を聞くことで、新たな一面に気づいてもらえたのではないかなぁと。
こんな感じで二日目も終わりました。ご協力いただいた皆様方に感謝いたします。
てんこ盛りだったので疲れたかもしれませんが、短時間に詰め込んでいるので頑張ってほしいなぁと。なお、今回の私のテーマは「自分と違う人の立場に立って考える」という政治の基本を体験してもらうこと。
身近な友達や家族だけではなく、渋谷に住む人やいろいろな仕事についている専門家に話を聞き想像を働かせることで、すこしでも社会や政治を身近に感じていただけたら嬉しいですね。
- 投稿タグ
- インターンシップ, 高校生インターンシップ