渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。お越しくださいましてありがとうございます。
本日、渋谷区が新たな挑戦に踏み出しましたのでご報告します。
率直に言ってクラウドファンディングというよりはふるさと納税で返礼品に紐づいた使途という形だと思います。10年以上前から寄付制度の改革に、近年はふるさと納税の着手に力を注いでいた私としては、非常にうれしい取り組みです。
<具体的な内容>
内容については動画をご覧いただきたいのですが、簡単にまとめると
- 渋谷区の商店街連合会と渋谷区、渋谷区観光協会、渋谷未来デザイン(外郭団体)で実行委員会を組成、クラウドファンディング運営のCAMPFIRE社と協定(記事)
- 7月22日~9月6日
- 新型コロナウイルス感染症で影響受けた店舗等の支援
- 区内店舗等の支援
- エンタメ支援、アーティスト支援
- ファッション産業支援
- コースに応じた返礼品を設定する予定
この返礼品が、どうもなかなかレアなものになりそう…もちろん今までのヒアリングからの推測なので、確定はしていないのですが。
詳細は後日! 私も楽しみに待ちたいと思っています。ただ、渋谷区民はふるさと納税の枠組みを使えるのかな…? 今後の検討次第ですね。

公式ページ「YOU MAKE SHIBUYA」クラウドファンディング
<背景>
実は、渋谷区議会でも「事業者の支援をするべきだ!」との声は強いです。とはいえ、渋谷区の財政は法人住民税が入らない、個人住民税が中心の構造。つまり、
「渋谷区民の納めた税金で事業者の支援を行うべきなのか?」
という疑問は必ず付いて回ります(実を言えば私も最小限にすべきと思っています)。
なので、臨時の財源確保を(ふるさと納税を絡めた)クラウドファンディングという形で調達する方向が示されたのだと考えています。私が過去発言していた「寄附(ふるさと納税)と政策課題解決」にも沿うものです。
<渋谷区議会本会議発言まとめ>
私の寄附・ふるさと納税に関する渋谷区議会本会議での提言をまとめました。当選の翌年からですから、実に15年も取り組んでいます。
- 「寄附を社会的投資ととらえ、使途を指定できるよう条例化せよ」平成16年11月本会議
- 同 平成18年6月本会議
- 「ふるさと納税の導入を!」 平成26年9月本会議
- 「寄附の活性化とふるさと納税を」平成27年6月本会議
- 「ふるさと納税を活用し渋谷区が舞台のコンテンツ収集を」平成28年6月本会議
- これ以降は一人会派になり質問時間が減少したことから割愛しています