渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。お越しくださいましてありがとうございます。




今日の本会議はコロナ対策という意味で予算除くすべての区長提出議案が議決されるので時間的余裕がないと考えられます。
なので、協力して討論はこのサイトでのみ行い、本会議では取りやめます。




<令和元年度補正予算第5号>




  • 学校の情報ネットワーク工事。国の提示した厳しい助成スケジュールを乗り越えたもので大いに評価
  • 情報ネットワークは今後の学校生活の基盤になるもの。
  • 能力、経験があり信頼できる工事業者は極めて少ないので、迅速確実に対応するよう求める
  • 都市整備基金の積み増し。将来の施設再整備需要に答えるもので評価。
  • ただし、起債をやみくもに避ける必要はなく、低金利の現状も勘案して将来の受益者負担分との均衡を図ることも検討されたい



<成年後見制度利用促進審議会条例>




  • 新設される条例
  • 成年後見制度は権利擁護の観点で重要なもの。
  • ただ認知度が極めて低く、また対象者の必要性の認識も低いので、広報啓発を充実させることは重要
  • 任意の審議会であるが他自治体よりも早期に設置することは評価できる
  • 高齢者や障害者といった当事者、行政書士を含む法律家、福祉関係者など広範な協力を得られるよう人選に配慮されたい



<後期高齢者医療制度の規約変更>




  • 一般会計から繰り出して低所得者の負担軽減をはかるもの。
  • 低所得者の負担軽減そのものを否定はしないが、所得比例部分についての軽減は目的にそぐわない。なぜなら所得が多ければ軽減される金額も多くなり、中間所得層に手厚く、高額所得者についても得をする。これを一般会計で助成する必要性は薄い
  • 加えて、保険料上限は高額所得者に有利な制度なので、さらに引き上げるべき
  • 所得に応じた負担が確実に求められるよう制度を改めることを今後検討されたい



概念図(正確なものではありません)




オレンジ色:均等割軽減の効果
赤:所得割軽減の効果
灰色:上限金額の効果
実際の負担軽減はもっと細かいのですが、わかりやすいよう簡略化しています。