渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

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北信越若手市議会議員の会主催の高岡市視察研修に参加しました。メインは「公共施設再編計画」です。

今、自治体財政にとっては「公共施設のありかた」が大きなテーマになっています。全国的な人口減少=収入減少、高齢化による支出増加、それと重なる公共施設の更新時期…どの自治体も、収入が減りコストが増えるなか老朽化しつつある施設をどうしていくか? に頭を悩ませています。

 


いただいた資料



 

そこで、必要なものと無くしてもいいものにわけ、負担軽減を図っていこう、というのが公共施設の再編です。

高岡市は3月に作ったばかりと言うことで、最新のものです。これを勉強しに行きました。

 

<視察内容>

 

さて、公共施設の再編は総論賛成で各論反対に陥りやすいです。再編は必要だと仰るかたも、いざご自分が使っている施設が廃止となると大反対なさるのは珍しいことではありません。

そこで客観的指標を作成しそれにより分類することでできるだけ公平かつ一律で方針を策定し、その後個別の施設の検討に入ります。この指標の使い方がポイント。指標そのものは他自治体でも似たり寄ったりなのですがその使い方に自治体ならではのカラーが出ます。これを見たいと思いました。

例えば、今回の高岡市では公園トイレについて「地域住民だけが使うところは廃止、観光客も来るようなところは維持(例外もあるようですが)」という方針を持っているといいます。正直な話、防災拠点としての性格も濃い渋谷区の公園でこの方針を貫くのは相当むつかしいでしょうが、今後さらに財政が厳しくなった場合には考えていかないといけないかもしれませんね。

 

今回の高岡視察では、各施設の検討状況ついて詳細な資料をいただくことができました。利用者数の動向、市民アンケートの分析、民間での機能確保等の可能性など、他市がどのような根拠のもと進めているかを知ることは、今後の渋谷区政を考えるうえでも非常に有効です。いただいた資料を基にじっくり検討していきます。

 

 


あいにくの雨でしたが、国宝・瑞龍寺も見学。

藤子F不二雄さんの出生地だそうで、中央図書館には貴重な本をそろえたコーナーが。