渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

 

東京都知事選挙が行われていますが、都議会議員が先日区長選挙に転身した渋谷区では、31日投票で都議会議員の補欠選挙も行われます。

22日スタート。つまり、明日です(この記事書いているのは21日です)。

 

ということで、立候補が予想される3名のご紹介です。今日のところは「簡単な紹介」の項目のみであまり深いところまではご紹介しませんが、実際に選挙が始まったらがっつり政策や能力面までご紹介しますね。

 

【追記】22日13時30分

選挙の届け出が終わり、枠組みがほぼ固まりましたので、ガッツリ各候補者の評価を書いておきます。

 

【注意!】できるだけ客観的に書きますが、私の所属している民進党は浜田ひろきを公認していますので、そのあたりはさっぴいてご覧ください【注意!】

 

年の若い順で掲載します。浜田が一番になるので(笑)

なお、写真は公式サイト、渋谷区議会サイト、赤旗サイトからそれぞれ拝借しているので、ご容赦ください。差し替えの必要があれば言ってください。

 

浜田ひろき(浜田浩樹)

hamada50p2013

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(簡単な紹介)

民進党公認。38歳。前渋谷区議(2期)。

好きな食べ物はピザ。ドミノピザの5,000円の優待券を個人で常時持っている人はこの人しか知らない。

区議時代は民主党(当時)東京都内の区市町村議員団のNO.2として活動していたスーパーマン。当選2回の若手区議がそんな重責よくこなしていたよなぁ…と思うが、持ち前のドジっぷりが切れ者の印象をかんっぜんに消している。ついたあだ名はあだ名は「渋谷のドラえもん」「渋谷のベイマックス」。ただし、今のところ私しか使っていない。選挙戦を通じて流行らせたい。

 

(議員としての姿勢)

区議時代からずーっと政治の透明化に取り組んできた。正直マニアックなので選挙ウケはしない。ので選挙には割と苦戦する。でも、「これが本当に大事だ!」と思うことにまじめにとりくんでいるのは偉いよなぁ。不器用ではあるけど、不器用な政治家は悪いわけではない。むしろ、愛想だけよくて腹黒い、みたいな政治家に比べたら百万倍くらい良いなぁと。

議員にとって落選経験って本当につらくてしんどくて、世界全体が敵になったような気すらする。多くの政治家はそのつらさに逃げてしまうのだけれども、浜田はその落選を2回も経験している。特に2回目は3年前の都議会議員選挙。落選してからタクシードライバーや塾講師をやって食いつなぎながら政治への意思を失わなかった。粘り強く、最後まであきらめないタイプであるのは確かです。

愚直でまじめでドジなところは、まさに癒し系ロボット。ドラえもんとかベイマックスとか、その辺です。かといって、ただボーっとしているだけでもありません。「元帥」とのあだ名もある木村正義現議長の圧力にも屈せず、しばしば言い返していたのが印象的というか、浜田でも怒ることあるんだなぁ…と変な感想を持ったのを覚えています。

 

(参考記事)5泊8日“1人150万円”リオ視察へ 渋谷区議団ドンの言い分(日刊ゲンダイ)

 

(政策面)

得意な政策は、福祉関係です。障害者福祉に力を入れていた議員の後継でもあったため、障害者福祉、高齢者福祉などに力を尽くし、まさにスペシャリストといえます。

さらに、議員の仕事である「議員提案条例」を、6年間で4本作成したのはものすごいことです。ふつう、20年くらい議員をやっていて1本作れればいいほうで、たいていの議員は区長・市長が出してきた条例を審議するのが精いっぱいなのです。「浜田ひろきは政策通」と呼ばれ慕われるゆえんですね。今回の選挙でも多くの地方議員が自発的に応援に入ってくれています。

最後に、政治改革について。これもライフワークとして頑張っていました。

  • サラリーマンが選挙に出られるように在職立候補制度をつくろうと行動
  • 区長の退職金を改める(4年に1度高額な退職金が払われます)べきと提案
  • 政務調査費の使途を正そうと提案(これは実現)
  • 報酬の二重取りと言われた「費用弁償」制度の縮小(これも実現)
  • 舛添都知事の時に話題になった政治資金規正法を厳しくしようと提案
  • 住民の意見をできるだけ反映できるような制度を提案
  • 行政の情報をできるだけ公開して区民の信頼を高めようと提案

これだけ提言を続けてきたのは本当に素晴らしい。もし国全体が同じようにきっちり取り組んでいれば、舛添さんの事件をはじめとする都議県議の不祥事はまずおこらないんですよねぇ…

 

(個人的な結論)

福祉と政治改革、今必要な2つの課題について長年取り組んできた浜田ひろきをぜひお願いしたいですね!

 

【注意!】できるだけ客観的に書きますが、私の所属している民進党は浜田ひろきを公認していますので、そのあたりはさっぴいてご覧ください【注意!】

 

 

前田かずしげ(前田和茂)

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自民党公認。公明党推薦。

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(簡単な紹介)

同期議員なので、本当は戦いたくないんだよなぁ…

趣味は競輪。あまりにも好きすぎて、議員の仕事でもガンガンと特別区競馬(大井競馬)と京王閣競輪とのコラボを進めていた。これって眉をしかめる人もいるかもしれないけど、どんな動機にせよ自分の得意分野を活かしてきちんと特別区の財源を 増やす算段を付けたわけだからそれは評価するべきだなぁ。

ただし、一緒にギャンブルすると損するというジンクスがある。大負けした日に一緒に食べた大井競馬のモツ煮込みは、美味しかったけどかすかに涙の味がした(ような気がする)。

 

(議員としての姿勢)

率直に言って、同期として政治家として尊敬できると思っています。

今期は自治権確立特別委員長として、特別区の共同事業(競馬など)、東京都からの事業移管(児童相談所)などを担当しています。やろうと思っていることがはっきりしていて、リーダーシップをもって委員会を運営していました。

児童相談所については、東京都から渋谷区に権限が今後移ります。先行している名古屋の事例、また熊本の事例(有名な赤ちゃんポストなども含めて)の調査などをアレンジしていたのは、率直に言って前田さんだからこそ大きな成果が上げられたなと思うところです。

 

とはいえ、手放しでほめるわけにはいきません。

前田さんが議長だった4年間は、実は渋谷区議会はとんでもない状態になりました。当時は「議会の自殺だ!」などとテレビや新聞などで大きく取り上げられましたが、今はネット上の記事が期限切れになっているので政治山さんの記事をご紹介します。

 

年間20分?「討論」を制限する渋谷区議会

議会は、議員がそれぞれの意見を戦わせ、最後は結論を出す場です。議員が意見を表明する場面の1つとして、「討論」の場があります。その時間を制限しようとする動きが東京都の渋谷区議会でありました。

「討論までも1人当たりの年間の時間制限をしようというのですから、一定規模以上の会派に所属していない議員には議会で発言をさせないと言っているに等しいと思います(東京大学大学院情報学環交流研究員の本田正美氏)」

 

当時、前田議長になんども働きかけ、最終的には導入せず、となりました。が、いまだに「先送り」という体裁になっていることは納得できませんし、議会での議論を保証するはずの議長の振る舞いとしては大いに問題があります。基本剛腕で、反対派に発言をさせないよう動くことが多いように見えます。

 

今、都議会は「伏魔殿(by小池百合子氏)」と呼ばれており、一部の自民党都議によっていいように操られてしまって多くの弊害が都政に出ています。こういう中、前田氏が都議会議員になって本当に必要な改革が進むのか? と考えると、それはありえないと思わざるをえませんね。むしろ逆に進むことを危惧しています。ヤジ将軍だし、喧嘩もできるし、都議会1年生としていいように使われて都議会改革が後退しちゃうんじゃないだろうか?

 

(政策面)

長く福祉を担当していて、福祉については非常に詳しいです。また、最近は熊本出身ということで被災地支援に力を尽くし、震災関係の取り組みが盛んですね。

保育関係は、昔から「3歳までは親の責任で親元で」と発言していました。そりゃ誰だってできるならそうしたいよ、でも仕事辞めるわけにもいかないから困っているんじゃないか…。幼稚園を支持基盤にしているということもあるのだろうけど、ちょっとこども観はあわないですね。

ちなみに、前田さんも勉強家です。過去の委員会の議事録を徹底的に読み込んでいるので、きちんとした提言をすることが多いです。

 

(個人的な結論)

なんか、対立候補に対して評価が高すぎるような気もしないでもないですが(^_^;

政治家としての能力はなかなかですが、今の都議会をさらに悪くする可能性が高いんじゃないかと真剣に恐れます。政策的な方向性はこども政策以外は大きく浜田と違いはありません。

 

【注意!】できるだけ客観的に書きますが、私の所属している民進党は浜田ひろきを公認していますので、そのあたりはさっぴいてご覧ください【注意!】

 

 

おりかさ祐治(折笠祐治)

 

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共産党公認。58歳。

公式サイト

 

(簡単な紹介)

たまに渋谷区議会でもお見掛けしますが、まじめな方っぽいです。お話したことがないのでよくわかりません。今回はビラもポスターも目にしなかったので、その辺のご紹介もできません。ごめんなさい。