渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
長谷部区長が進めている「シリコンバレー青少年派遣研修」については、私の問題意識である「多様な学び」と同じ方向であることから、大いに期待をしています。
その準備として昨年末、区長を団長とする事前調査団がシリコンバレー・サンフランシスコに派遣されました。
委員会で報告がありましたので、簡単に触れておきます。
ゴールデンゲートブリッジ
事前調査団概要
参加者
長谷部区長、森教育長、小学校長、中学校長、指導主事(それぞれ1名)
期間
12月10日~14日
視察先
サンノゼ市・サンフランシスコ市
視察行程
10日 |
コンピューター歴史博物館 Apple Microsoft |
Google等については現地で働く日本人に説明をうけることも 基本的には一般的な見学プログラム |
11日 |
Yahoo! スタンフォード大学 |
スタンフォード大学とは突っ込んだプログラム内容の話も スマホを使ったカーナビ技術。神宮前にもオフィス。上田氏 パーソナルモビリティ 女性企業家支援。堀江氏 |
12日 |
Intel博物館 GLBT博物館 サンフランシスコ市内見学 現地で活躍する日本人との懇談
|
簡単なワークショップなど いわゆるLGBTに関する資料 ゴールデンゲートブリッジなど デジタルガレージ・領事館職員などと意見交換。 ワークショップなどプログラム面での協議 |
13日・14日 | 移動 |
私の意見・感想
日程表を見ている限り、詰め込み過ぎじゃないか…と心配になるほどの充実ぶり。区長以下メンバーはいろいろと刺激を受けてきたようです。
実施予定は中二の秋の「職場体験学習」後。本番の研修は5泊7日が予定されていて、こどもたちにとっても非常に有意義な体験になるのではないでしょうか。
残念なのは、所管の企画部が同行していないため、委員会報告ではスパッとした答弁が来なかったこと。どういう成果が上がったのかが今後報告書が作成されるまではっきりしないのですね。委員会でも「せっかく区長が行ったのに、具体的な成果が上がっていないじゃないか」という指摘がなされてしまいました。
さて、毛並みの違うGLBT博物館についても議論が提起されました。私は、教育部門のメンバーと区長が認識をそろえるという意味では評価したいと思います。教育現場での対応は一つの焦点ですから…
とはいえ、派遣研修の目的からはかなり離れているので、実際の中学生の研修に無理に入れる必要はないでしょう。タイトな日程の中、目的を達成するためにはあまりほかの要素を入れないほうがいいだろうとは思います。よほど余裕があれば別ですが…
なお、企業との連携については「積極的に働きかけて、事前研修も含め渋谷区独自のプログラムを求めるべきだ」との意見がありました。どの会社をパートナーにしていくのかなかなか難しい所ですが、できれば「職場体験学習」と連動した形で受け入れてくれるような企業、加えて海外展開もしているような企業で協力してくれるところがあればいいなと思っています。都合よすぎますかね(^_^;)
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