DSC_0684渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。何日かかけて、11月27日の渋谷区議会での提言内容をまとめていきます。

さて、うちの子が小1・年中ということもあって、保育園や小学生のパパママ友からいろいろ要望事項や悩み相談をいただきます。
その中で、特に気になっているのが、いわゆる「小1の壁」です。

小1の壁とは、簡単に言うと
「保育園・幼稚園と小学校のギャップ」
です。

こどもに対するアプローチの仕方・こども同士の関係性は全く違いますし、時間割や登下校時間やお休みなどの生活習慣、授業や宿題、異学年交流、などなど戸惑うことは多いです。
このなかで、一番私が気になっているのが、保育園と小学校の制度の差です。

 

◎保育園と小学校の制度の差

世間的には、小学生になればしっかりして、ひとりでお留守番もできるようになるしてもかからない。働いているお父さん・お母さんも楽になるから、残業など仕事も打ち込めるようになる(残業が「仕事に打ち込んでいる」として評価されるのは私にはイコールとは思えませんが)、という感覚があるようです。

ところが実際には、こどもの成長は個人差がありますし、学年が変わったからといってすぐ変わるというわけにはいきません。それに、最近は「おおよそ10歳までの子を家に放置したら虐待」という考え方が浸透しつつあり、すぐに子をほおっておけるようになるわけではないのです。

こういう現実を踏まえると、保育園・幼稚園と小学校では、できるだけ段差をなくしておいて保護者の支援を滑らかに繋げていくのが妥当だと考え、他会派とも連携して提言をしてまいりました。

 

◎提案内容とその結果

今回取り上げたのは、2点。

  1. 受け入れ時間は保育園がだいたい7時30分~19時30分(公立園の場合。園によって異なるが私立は長いことが多い)ですが、小学校は8時~19時(平日、放課後クラブを特別延長した場合。始業時間は学校によって異なる)です。これを時間延長できないか → (答弁)来年度から19時30分までとする
  2. 夏休みや冬休みの長期休業では、小学校の放課後クラブを利用する場合昼食を用意しなくてはなりません。「お弁当くらい作ったら?」という声もありますが、かならずしも保護者が毎日作れるとは限りませんし、夏場の衛生(一般的に、家庭は衛生管理に劣るのが現実)という点で懸念もあります。長期休みに放課後クラブで昼食を提供できないか → (答弁)当面食育の観点から調理実習的なプログラムを考え負担軽減につなげる。今後昼食の提供方法を考える

ということで、今まで取り組んできた課題に一定のめどが立ちました!

みなさん方にアンケートもお願いして進めてきたことなので、進展して本当に良かったです。今後も保護者の皆さんと相談しながら、より良い方向になるよう取り組んでまいります。

実際の提言内容はこちら。

つづいて放課後クラブについてです。
区長選での区長の政策でもあり、前定例会でも公明党の近藤議員など複数の議員が取り上げていらっしゃいます。わが会派も含め多くの議員の共通の思いのようですので、単刀直入に伺います。
保育園並みに時間を延長すること、また長期休みにおいて昼食の提供を図っていただくことは保護者の願いです。をぜひ来年度から実現していただきたいですが、教育長の見解を伺います。