鈴木けんぽうです。

一部、反安保法制で活動している「SEALDs」について、Twitter上で議論があります。

 

報道ステーションで明らかになった女子校生の正体

端的に言えば

  • 高校生、中学生と言った未成年がデモに参加している
  • 気軽に誘い合っていて、きちんとリスク等(就職できないなど)を判断して参加しているようではない
  • 背後には大人たちの支援がある
  • 未成年の参加者の中には、個人情報を不用意に公開しているものもいる
  • 当人および周囲への警告のために公開されている個人情報の一部をまとめた

 

このまとめた方といろいろお話ししましたが、

  • そもそも中高生などの未成年にも政治活動は一部認められており(請願等は中学生でもできます)、デモなどへの参加は違法ではない。そもそもデモも民主主義に不可欠の「表現・説得」の一形態である
  • 仮に一時的に政治的な行き過ぎがあったとしても、議論や表現を封じるのでなくて、むしろ活発な議論が身近になされる方が長期的には思考や議論が深まり収斂されていくことが期待される → なので、一概にデモ参加等の政治体験から遠ざけるのは望ましくない
  • 公開情報を垂れ流すことへの警告は、その公開情報を一部拡散させる形で行うべきではない(本人の投稿によって公開されているとはいえ、その方の個人情報を危険にさらすことになるから)

というのが私の見解です。

 

加えて、まとめた方は「デモに参加することはリスクがある」と仰っていて、就職差別にあうかもしれないことや意見表明により反対者が敵になることをあげていらっしゃいます。

これについては、

  • 思想信条による就職差別は三菱樹脂事件などもあり憲法上極めて問題であり、できればないと信じたいところですね。
  • 意見表明により反対者が敵になるというのは、意見の対立が人間関係に影響したり人格攻撃につながったりということですから、こちらも大変残念なことです。ありえないと信じたいが、日本は・・・有るでしょうねぇ。むしろなくすよう努力したいところです。

 

お話をして、まとめた方は真摯に憂えての行動だとわかりました。

ただ、考え方としては私は異なる部分がかなりあり、また公開情報とはいえデモ参加者個人の特定等につながる情報をまとめて拡散していくのは非常に危ういと思っています。

 

なお、私個人は安全保障体制の見直しが必要なことは否定できないと考えています。