今回の議会質問では、「やさしい日本語」についてとりあげ、早速取り入れられました。
それについて簡単にまとめておきます。


<やさしい日本語とは>


「やさしい日本語」とは、だれにでもわかりやすい言葉づかいのことです。


行政の情報は(というか、わたしたち議員も)むつかしい言葉をつかうことが多いです。
そうすると、緊急時などにつたわりにくくなります。


それだけではなく、こども、おとしより、読字障害のかた、日本語能力のひくいかた、などなど大勢がわからないことになってしまいます。
これでは、情報の価値がきわめてひくいといわざるをえません。


かんたんな日本語で、かきことばであれば漢字にるびをふって、ききことばであれば単語をくぎって、かいたりはなしたりすることによって、理解がしやすくなるといいます。
今回、メールで情報をいただいたので、取り上げることにしました。


<さっそく取りいれられた!>



渋谷区の防災メールでは、私の質問にすぐさま対応してくれて、おおきく変わりました。


10月13日、台風の告知メールは、


「台風が近づいているため、大雨や強い風が吹きます。家へ水が入らないよう注意(ちゅうい)してください。また、がけくずれや渋谷川(しぶやがわ)の水がふえることにもご注意(ちゅうい)ください。 渋谷区役所 土木清掃部 危機管理対策部」

ということで、できるだけわかりやすい言葉をつかい、漢字にはルビを振る、という努力が見られます。
まだまだ円滑にはなっていませんが、努力の跡がみられますよね。


いままでが、


「渋谷区内で震度4が観測されました。
危機管理対策部による情報収集を行った結果、午後12時30分現在、渋谷区内において、けが人、建物等の被害は確認されておりません。
引き続き、気象庁から発表される情報にご注意ください。」

ですから、格段にかわりました。ちなみにこれは5月6日、地震の時の防災メールです。


今後も努力を求めていこうと思います。
ご意見お寄せください。



<議会での実際の発言・答弁>

渋谷区議会中継(鈴木けんぽう発言分) (平成26年9月25日分をご覧ください)



4(3) 日本語を理解する能力が比較的低いこども、外国人、そして場合によっては読字障害の方や高齢者等も視野に入れた情報提供について(0:19:50)

① ホームページの多言語化がなされたのは評価するが、さらに「やさしい日本語」を導入する、漢字にルビを振る、などの取り組みをすべきではないか。
②災害時に情報弱者となりやすい外国人に対しても、適切な広報を追求することが必要です。同時に高齢者や読字障害の方にとっても便利になるはずです。


○区長答弁
4(3)①やさしい日本語 提言を参考にする(0:39:50)

○危機管理対策部長答弁
4(3)②防災メール 多言語対応ポータルサイトを作成しているところ(0:44:20)


うん、きわめてそっけない(笑)


その他の質問についてはこちらをご覧ください。
渋谷区議会本会議での質問(提言)の録画中継が掲載されました