新型コロナウイルスワクチンの封筒




渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。




渋谷区議会福祉保健委員会で新型コロナウイルスワクチンの接種状況について報告がありました。




<委員会での報告内容>




接種率 




32.3%(ほかに国の大規模接種会場が約4%=1800件ほど)
接種済み数14707件(うち2回目383件)
いまの対象者(高齢者等)約45000人




実質的に36パーセントほどの高齢者が1回目の接種を済ませました




渋谷区への供給




供給済み 56160回分
16日の週 18720回分
28日以降、7月中に渋谷区が希望しているのは17550回分(配分されれば)




7月に希望分配分されると高齢者等の2回目接種が完了できる程度のワクチンが確保されます




予約率




1回目70%2回目57%




予約率は予想より低いというところのようです




クーポンの発送




全ての対象区民(12歳以上)に6月中に発送したい




これは大幅に前倒しとなりました。6月の中で段階を踏んで発送です




予約開始




60歳以上、12-59歳までのうち基礎疾患のある方&高齢者施設等従事者→7月半ば
12-59歳→8月以降段階的に




ただし前倒しの可能性があります




予約枠の活用




予約が埋まらなかった場合にエッセンシャルワーカー等への接種を進める
土日を活用して保育士103名分の接種を実施されました




<鈴木けんぽうから>




以下の点について指摘を行いました。




  • 予約枠が余っているのは確か。ならば前倒しすべき
  • 1医療機関当たり100件/週以上の接種を可能にしてほしい。医療機関の経営にもかかわる



委員会はライブなので、他会派の議員が同じような質疑や指摘や要望をしたら重ねて言うことはほぼありません。私は基本的に質疑等はひととおり若手が終わった後にやっているので残った指摘はこの辺になります。




医療機関からは「7月の予約が入っていない!」との悲鳴が聞こえます。渋谷区は地価が高く、賃料負担が大きいです。さらにワクチン接種をするためには通常診療を振り替えて行う必要があります。つまり、予約が入らないということは収入減に他なりません。




なお、国からはまとまった数の接種をしている医療機関には上乗せがあります。ところが、渋谷区では多くの医療機関が上乗せなしだと経営が厳しい状況にあります。賃料や人件費が高いからです。




きちんと接種件数を確保していかないと医療機関の経営にも響きますし、ワクチン接種を今後続けていられない状況にもなりかねません。そうなると計画は大きく狂いますから避けなくてはなりません。




そんな観点からも前倒しが必要だ、という話をさせていただきました。