渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

 

図書館の充実は私のテーマのひとつでもあります。

今回、渋谷区の電子図書館上で地域資料のデータ化が始まりましたのでご報告します。

 

目的

  1. 破損防止
  2. 長期保存
  3. 調べ学習にも使える

 

作業内容

図書館職員が全ページスキャナで読み込む

 

予定資料(12月)

  • 写真集 渋谷の昔と今
  • 渋谷の坂
  • 渋谷の水車業史
  • 渋谷の玉川上水
  • 渋谷の湧水地
  • 渋谷の橋

 

ちょうど3か月くらい前に「渋谷の橋」を区政資料コーナーでコピーしたところでした。

こういう情報は本来不動産購入などの際に重要だと思うので、資料にアクセスしやすくなるのは極めて重要ですね。

 

意見

個人的なテーマとして永らく「地域資料(専門用語だと灰色文献といいます)の保存」充実に取り組んできました。これで一定の成果が出たかな。

意見として、学校等で公開している「学校だより」等さまざまな資料が各所管で一般公開されているので系統立てて収集保存してほしいこと、また公開資料の過去バージョン(年度ごとの報告書などは最新から数年分くらいしか公開されていないので)も収集保存してほしいことを付け加えました。

 

ちなみに、札幌市の電子図書館では、紙媒体での市のニュースが発行以来すべて閲覧できます。

 

地域資料は直接何かの役に立つと言い切ることは難しいのですが、それでも充実した資料をアーカイブすることは大事です。

一例をあげれば、大ヒットした映画「この世界の片隅に」では大量の呉市の資料が参照されています。それは「赤紙」やら当時の自治体配布物やらが保存されていたからです。こういう調査に耐えうるような資料体系を保存していくことは、一見無駄に見えてもとても強力な文化資源となるはずです。

いちいち読み込むのは大変ですし分類作業も発生しますが、ぜひ渋谷区の地域資料の充実に取り組んでほしいですね。

(ちなみに、この文章も誰が読むかはわかりませんが、誰かの役に立つかなとおもって書いています。読みにくいかもしれませんが)