渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
私の政治活動での特色といえばインターンシップ。高校生、大学生あわせて300人以上の学生をお預かりしてきました。
今回は夏の高校生インターン3日間についてご報告します。
<今回のテーマ>
今回のテーマは「政治とは何か」。簡単に言えば、様々な価値観のすり合わせを行い決定し実行、そしてその責任を取るのが政治です。
区長と区議会の二元代表制である渋谷でいえば、決めるのが区議会、やるのが区長ということになりますね。
区議会の役割はそのうち「様々な価値観をすり合わせる」部分。これについていろいろな角度から検討しました。
<ディスカッション>
テレビのコメンテーターを務めている若新雄純さんをお招きをして、大学生・高校生合同でディスカッション。
社会の流れがどうなっているか、その中で学生たちの本音を引き出していってもらいました。そこで特に「完璧」を求める姿勢が世代に共通する雰囲気であることを自覚し、しかし現代のように変化が激しい状況ではそれがむしろ仇となることを理解してもらうこととなりました。
学生にとっては非常に刺激的な時間だったようで、最後のまとめでも「ディスカッションが一番心に残った」との発言がありました。
ちなみに、このディスカッションは私にとってはいわば「定点観測」のようなもので、学生の変化を知ることに繋がります。
<街歩き>
渋谷の街がどのように作られていったかを歩きながら確認。
川が作り出した地形、そして軍隊の影響。
<ワーク>
今回のワークは2種類。一つは「日常で不満に思っていること」一つは「タバコ政策について政策提言」。
日常生活の不満は政策の種です。たいていの人は忘れてしまっているものですが、これをきちんと形にしてみようと。
<委員会傍聴>
文教委員会を傍聴してもらいました。
文教委員会では
- ブロック塀調査について
- 中学校道徳の教科書採択について
の二件の報告を聞いてもらいました。
高校生の感想としては、「各委員、真剣に子供たちのことを考えていると感じられた」だそうです。リップサービスもあるんでしょうけど・・・
内容を理解するのはなかなか難しいでしょうけど、国会とはまた違う地方議会の運営を見てもらうことで政治の世界に興味をもってもらえると嬉しいですね。
<副区長に提言>
タバコ政策について要望事項をまとめ、副区長にお持ちしました。
高校生の視点を盛り込んだ提言に副区長も驚きを隠せません。「『電子タバコ(加熱式タバコ)なら路上でも喫煙してよい』『小さい喫煙所にして数を増やす』というのは非常に面白い発想」等のお言葉をいただくこととなりました。
今後、議会での議論次第とはなりますが、正式な要望事項に高校生たちの意見を反映することとなったので実現に向けて私も努力をしたいと思います。
今回も充実した内容となりました。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
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