渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

渋谷区の平成29年度予算案に載った、全小中学生&教師にタブレットを配布する取り組みについて、先行する代々木山谷小学校の状況をヒアリングしましたので簡単にご紹介します。実際のデータ集計はまだのようなので、担当課長のヒアリングです。

 

使い方

  • 授業で使用&家庭でのドリル学習(先行では5年生のみ)。充電は学校
  • 胸くらいから落としても壊れない丈夫さを優先して機種選定

 

教師側について

  • 負担の声は聴いていない。むしろ早く導入してほしいと
  • 協働学習など、教師側の授業開発がカギになる部分もある
  • ドリルの状況などによって課題を個別に把握することができ、その子にあった家庭学習・宿題を出すことができる

 

こども側について

  • 重さは約800グラム(小1だと厳しいかも?)
  • 勉強苦手な子にも効果あり、学習量の増加がみられる(物珍しさでちょっと上振れているかも?)
  • その子の苦手を把握することができる
  • 結果的にだが、勉強ができる子の宿題負担は減っている
  • LTE回線利用なので家でも通信できる

 

雑感

こどもの状況にあわせて、また即時集計で課題等を把握でき個々対応できるのは良いですね。

課長も強調していましたが、「道具」に過ぎないので、これを入れたからと言って大きな成果が望めるというものでもありません。道具は使い倒してナンボ。学習だけではなくいろいろなツールとして自由に活用できるようになればいいなぁという希望をもっています。今話題のスクラッチとかね。学校専用のSNSとかもできるといいんだけどなぁ。危なくない環境で経験積んだ方がいいと思っているのです。

うまく取り組めばかなり広がりが出てくるのではないでしょうか。ただし、恐れずにどんどん使い倒せばのことですが。学校もこどもたちも。