渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
民主党でもあり、また国政について触れる立場でもない(区議会議員なので)のですが、下村文科相の辞任表明についてはどうしても黙っていることができなかった。

ということで、以下簡単に書いておきます。

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下村文科相の現時点での辞任は教育改革の頓挫につながりかねないことであり、強く撤回を求めたい。

現時点で行われている高大接続(要するに大学入試改革)は日本の教育を大きく変え、好転が期待される。社会からの要請をストレートに入試改革という形で導入するものである。

知識偏重からの脱却。

この改革を成し遂げることは、社会の要請だ。それはすなわち、教育現場においては「評価基準の大転換」ということでもあり、簡単なようでいて極めて難しい。

これのかじ取りをになう文部科学大臣を、少なくとも現段階ではできるだけ交代させないことが、日本の将来にとっては極めて重要と感じている。

教育改革は安倍政権になってから始まったものではない。民主党政権下において「文部科学行政に予算をつぎ込み、公共事業費より多くする」「高校などにおいて経済的理由からの退学を食い止め、教育を受ける機会を保証する」に続くもので、いわば質を保証していく、現代社会にあった形で保証していく取り組みに他ならない。

その他、オリンピック関連は残念なところもあるが、数多く意欲的な取り組みを進めているのが現在の下村文科相だ。

民主党の地方議員ではあるが、ここは下村文科相に踏ん張ってほしいと切に期待する。