渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
ご覧いただいてありがとうございます。
毎年行っている政策アンケートの結果がまとまりましたので公開します。
<アンケート概要&結論>
私のアンケートは無作為抽出ではありません。私を応援していたり、テーマに関心ある方のご意見が強く反映される傾向があります。その点ご了承ください。
3月末に郵送により発送、4月中に大体の返信をいただき、ようやく集計が終わったという感じです。いただいたご意見については順次返送していきます。
今回は「企業との連携」「民泊」の2つを大きなテーマにアンケートを実施しました。2つとも渋谷区が積極的に取り組んでおり、3月議会の焦点問も言うべきテーマでした。
なお、渋谷区議会では共産党さんが明確に企業連携・民泊には消極的。笑顔さんと私が明確に企業連携・民泊に積極的。自民党さんは積極的ではないものの企業連携・民泊は否定しないという感じです。個人の感想ですので他会派の方々の正確なお考えはわかりませんのであしからず。
アンケートでいただいたご意見としては、概ね「企業との連携:賛成」「民泊:反対」「関心のある政策は福祉・環境・防災。子育て教育は急落」という感じです
<企業との連携>
渋谷区は「S-SAP協定」という区内企業・大学との包括連携協定を進めており、そのなかからいくつか具体的な連携事業がはじまっています。LINEさんやセコムさんとの連携が割と知られていますね。
渋谷区LINE公式アカウントの利用方法(渋谷区)
渋谷区総合防災訓練 SHIBUYA BOSAI FES 2017(セコムがスポンサー)
また、一般社団法人渋谷未来デザインを設立し、まちづくりのステークホルダーを巻き込んで課題解決する仕組みを整えました。
SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA開催決定(日本財団との連携)
さらに渋谷区役所再整備や宮下公園再整備など公共用地を有効活用する仕組みもどんどん進めています。
もとから渋谷区はネーミングライツ等の導入も早く、企業との連携には早くから取り組んできたわけですが、長谷部区長が就任してから速度が上がりました。
これについて、区民の皆さんはどういう意識を持っているのか。賛成なのか反対なのか。
意外な結果となりました。
企業との連携に賛成:61.0%
企業との連携に反対:5.7%
反対が多いのかと考えていたのですが、むしろ積極的に賛成する声が多数。賛成の一部の方は不安(企業に食い物にされてしまうのでは、など)を感じているというところです。
現実的にどんどん社会の課題を解決していくには、企業の力をうまく活用してWIN-WINの形をつくるべきだ、と考えている方が多いということでしょうか。
<民泊>
3月議会で民泊の規制条例が成立し、規制はするものの国の方針に従って6月15日より渋谷区内でも民泊が正式にスタートするところです
成立直後の民泊条例を背景に、区民の皆さんはどういう意識を持っているのかを伺ったところ、
民泊に賛成:17.0%
民泊に反対:51.9%
民泊に反対という傾向がはっきり出ていますね。
主なご意見としては「トラブルを避けてほしい」「必要ないだろう」というもの多数を占めています。今後、渋谷区が実効性のある不法民泊対策を行うことができるかどうかが問われています。
<関心のある政策>
上位3つを選んでいただく方式で伺いました。
福祉:57.5%
防犯・防災:45.3%
環境・ゴミ:40.6%
まちづくり:38.7%
子育て・教育:33.0%
情報公開・個人情報保護:14.2%
以下、財政、中小企業・商店街振興、文化・スポーツ振興…と続きます。
衝撃的だったのが昨年まで1位だった子育て・教育が5位に下落したこと。いろいろ解釈は考えられますが…
ただ、渋谷区の実施した「渋谷区街づくりマスタープラン策定に向けた区民意識調査」等の調査を見ても、子育て教育系への関心が落ちてまちづくり・生活環境系が猛追しているんですよね。渋谷区民の傾向が変わってきつつあるのかもしれません。
以上です。
もし、アンケートに追加でこたえたい! 自分も意見を伝えたい! などがありましたら、お気軽に投稿フォームでお寄せくださいませ。
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