渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。




区政が動く最大のポイントは「予算」。次の1年間に行政が何をやるか(やらないか)を金額で決めていく予算は、サービスや事業だけでなく制度なども含めた総統的なものです。




で、この予算は議会で議決されなければ有効になりません。渋谷区議会ではだいたい1月くらい、3月議会のメインテーマとして審議します。




ただし、その前に「原案内示」→「復活要望」→「予算案確定」というプロセスがあります。先日の幹事長会で内示の日程が公開されましたので、その辺も含めて日程をご説明します。




1月23日 予算内示




渋谷区議会で全員協議会というものが開かれ、各議員・各部課長に予算原案が内示されます。この段階ではオープンにできませんので、各人の胸の内に秘めています。




で、自分たちが提出した予算要望書と照らし合わせ、何が取り入れられたかを確認します。




1月中 復活要望提出




予算案を見て「これだけはどうしても取り入れてもらいたい」というものを復活要望にまとめて区長に提出します。これは議員だけではなく各部も提出します。




保留財源というものが2億円ありまして、区長はその範囲で復活要望から意見を採用して予算に加えます。




2月上旬 予算案確定・プレス発表




復活要望を勘案して完成した予算案は2月になってから公開されます。ただし、当面はプレス発表資料のみとなります。




実際の予算書と予算書データは後日議会に送付されるとともに、図書館棟で公開されます。




2月21日~3月下旬 予算議会




正式名称は「令和5年度渋谷区議会第一回定例会」です。主に予算を扱うので予算議会という別名があります。




こちらで議論され、カレンダー的には3月22日くらいに議決されて確定となります。ただしこの期日は議会が始まる直前の議会運営委員会で決まりますので、今は予想です。