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写真は1月25日(日)午後の上原公園の様子。15人くらいのお子さんが遊びまわっていました。

 

渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。

突発的に地元上原地区に大きなニュースが飛びこんできました。

 

「渋谷区立上原公園に区立保育室54名分設置」

とのこと。

待機児解消のために、西原地区と上原地区に区立保育室を設置したい、そのための補正予算を1月28日に開催される渋谷区議会臨時会に提出したいとの意向は聞いていましたが、あくまで大枠だけしか公表されておりませんでした。

で、いろいろ噂が飛び交っていたのですが、本日の渋谷区議会文教委員会で概要が公表されたので、速報します。

待機児解消に向けた取り組みは望ましいものではありますが…公園の一部を転用してというのはなかなか難しい…

 

ちなみに渋谷区立上原公園はこちら↓

 渋谷区立上原中学校の向かい、渋谷区立上原小学校の隣です。また、渋谷区立上原社会教育館にも面した、1000平方メートル弱の公園です。

ここに、おそらく4分の1の敷地を使って、プレハブの保育施設が立つということになります。

上原小学校や上原中学校のこどもの下校後のたまり場となっているほか、近隣の渋谷区立みらい保育室や薫る風・上原こども園などの近隣保育施設の園児たちの遊び場、近所の方々の憩いの場ともなっている、大変貴重な公園です。近隣の公園は富ヶ谷二丁目の富ヶ谷三本杉公園、大山町の大山児童遊園、西原の代々木大山公園と、結構距離があります。

 

<計画概要>

以下すべて予定です。

上原地区保育室

  • 規模:プレハブ2階建て、延べ床面積490平方メートル
  • 場所:上原公園(約1000平方メートル)
  • 定員:54人(0歳12人、1歳18人、2歳15人、3歳9人)

 

西原地区保育室

  • 規模:プレハブ2階建て、延べ床面積490平方メートル
  • 場所:代々木大山公園(約15000平方メートル)
  • 定員:54人(0歳12人、1歳18人、2歳15人、3歳9人)

 

今後のスケジュール

(1月28日の渋谷区議会臨時議会にて補正予算が決定した場合)

2月 基本計画説明

3~4月 設計

5~8月 工事

9月 保育室開設

 

<鈴木けんぽうの意見>

先ほども書きましたが、待機児解消に向けた取り組みは望ましいものではありますが…公園の一部を転用してというのはなかなか難しい…と思っています。

 

実際、恵比寿でも以前長谷戸小学校の隣の恵比寿公園で保育施設が建てられ、地域住民から強く反発があった件がありました。

「待機児を解消する」というのは社会の要請ですし、保護者の方々の強い願いでもあります。他方、「公園をできるだけそのまま残したい・こどもたちの遊び場や地域住民の憩いの場を残したい」というのも、地域住民にとっては当然の思いであるといえるでしょう。どちらが正解でどちらが間違っているというものではなく、どちらも尊重されなくてはなりません。

だからこそ、丁寧に進めていかなくてはなりません。予算を確保してから実施に向けて動き出すというのは行政の世界では当たり前の仕事の進め方ですが、それでは「聞いてないよ! なにそれ!」となってしまいます。だからこそ余計に公園利用者や地域住民の皆さんの思いをくみ取って進めていかなくてはなりません。

「待機児解消」の必要性から、この計画に完全に反対するものではありませんが、私はできるだけ地域住民の皆さんの思いをくみ取った形で事業が進められるよう28日の渋谷区議会臨時議会では求めていくつもりです。