渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。7月21日に渋谷区議会で議決される予定の渋谷区補正予算について説明します。
主な事項を身近な順にすると
- キャッシュレス還元ポイント付与を行う
- 災害備蓄のうち衛生用品を追加で備蓄する
- ひとり親世帯の支援を行う
- クラウドファンディングに対して支援を行う
- 夜の街関係の休業協力金制度を作る
こんな感じですかね。どれも大事な事業です。
目次
◎補正予算(第4号)
・クラウドファンディング支援事業 1億円(経営企画部)
クラウドファンディング(購入型)を実施する実行委員会に対し
- 事業費
- 区内店舗支援部分
- エンタメ産業支援部分
- ファッション産業支援部分
にそれぞれ支援するもの。
委員会では「寄附型のほうがいいのでは」「目的がはっきりしないクラファンに集まるのか」「補助するお金で直接支援したほうがいいのではないか」「産業支援などに時間がかかりすぎる」など、さまざまな厳しい意見が寄せられました。
・避難所、備蓄品等整備 5900万円(危機管理対策部)
マスク、消毒液、石鹸、パーティションなどを避難所・防災備蓄倉庫などに配備する。 併せて職員向けの配備も行う。
感染症対策のために必要な備蓄をしていくものです。
・ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業 9400万円 (子ども家庭部)
厚労省の「ひとり親世帯臨時特別給付金」支給方針によるもの。対象は
- 児童扶養手当が支給されている人 見込み715人 申請不要 & (追加)新型コロナウイルス感染症の影響で家計が急変し収入が減少した人 見込み570人 要申請
- 新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減り、児童扶養手当と同水準になっている人 見込み365人 要申請
給付額は
1)2)は1世帯5万円、2子以降は1人当たり3万円
1追加)はさらに5万円
スケジュールは
- 8月1日区ニュース&対象者に郵送
- 8月中旬申請不要の人に支給開始
- 8月下旬申請必要な人に支給開始
・地域経済活性化事業費 2億円
消費喚起とキャッシュレス決裁推進のためにポイント付与を行うもの。
ポイント還元率20%、1回あたり上限2000ポイント、2週間の期間内に5000ポイントまで。 9~10月を予定。
渋谷区内であれば区民ではなくても恩恵を受けられるため、懸念を示す議員がいました。
◎補正予算(第5号)
・休業協力給付事業 50万円
接待を伴う飲食店で
- 複数感染者が出た場合、
- 休業要請に基づき14日間の休業をし、
- 従業員の濃厚接触者全員がPCR検査を受信したら
50万円の休業協力金を給付。
これについては私から
- 店舗によって規模が違うので、金額などを柔軟に変更すること
- 従業員を把握するのが難しいと思うので、「従業員の濃厚接触者全員PCR」との条件を緩和すること
と要望しておきました。実効性のある取り組みになるよう期待しています。
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