渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。




色々考えたのですが、渋谷区議会議員の報酬の見直し(削減)を今後打ち出していくことに決めました。

きっかけは新人候補者が「区議会議員の報酬は高すぎる」と主張していることです。正直、自分の同期なんかと比べるとはるかに安いですし、職責や負担や地価の高さを考えると高額とも思えないのですけど、




基準が明確でない




ということに最大の問題点があるのではないかなと思いました。




<現在の決め方と課題>




現在は事業所の調査を基本にして職員の給与見直しが行われ、さらにそれをもとにして区議と区長の報酬が検討されます。が、事業所の賃金調査は相対的な賃金動向はわかりますが、「この水準が区議として妥当なのか?」はわかりません。

渋谷区ではだいたい課長以下、係長級と同じくらいが渋谷区議会議員の報酬となっていますが、これも職員との相対的な比較であって区民は妥当性を判断できません。

ここに課題があります




<じゃあ、何が妥当なのか>




どうしても推計値になってしまいますが、個人住民税の金額等からフルタイム給与所得の方の平均の給与所得が推計できると思います。これと同額にするのはいかがでしょうか。

臨時収入やバイト収入等もあって難しいところはありますが、ある程度正確性は犠牲にしても、「区民の所得水準と同額だ」ということになればわかりやすくて納得感が出てくると思います。
計算等によって高く出たり低く出たりするので、区民に計算方法を開示することは必須ですね。

なお、有識者の力を借りて個人的に推計したところでは、ざっくり700万円台中盤から900万円台前半かなという感じです。なので、引き下げはやむを得ないでしょう。




<結論>




ということで、渋谷区議会議員の報酬の見直し、たぶん引き下げ方向での見直しを提案します。

今までの主張とは変わりますので、ご容赦ください。