大変残念なことですが、3月議会最終日、定例会終了後に岡田・佐々木両議員が、民主党渋谷区議会議員団を離脱し二人の新会派を結成しました。


これについて、会派としての公式見解を以下に掲載します。


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平成24年4月4日


所属議員の処分及び会派離脱について


民主党渋谷区議団
幹事長 浜田浩樹



3 月30 日、民主党渋谷区議団は会派所属議員の佐々木弘明議員に対し会派離脱を勧告し、
受け入れられたため同議員の会派離脱を了承し、また岡田麻理議員より会派離脱の申し出があり了承しました。これにより民主党渋谷区議団の所属議員は7 名から2 名減り、5 名とな
りました。


佐々木弘明議員は、渋谷区議会平成24 年第1 回定例会のなかで、民主党渋谷区議団とし
て反対を決めた区長提案の「特別区税条例の一部を改正する条例」について所管の総務区民
委員会で27 日、反対討論を行い、表決においても反対であったにも関わらず、30 日の本会
議において、突如、採決を退席しました。
この行動は議会内の信頼関係や秩序を大きく損なうばかりか、会派においての反対の態度
決定に反する行為であり、他党派を利する行為で大きな問題です。また、佐々木議員は総務
区民委員会の議事に責任を負う副委員長でもあり、重ねて問題があります。
民主党渋谷区議団・会派総会においては30 日の本会議後の会派総会において、佐々木議
員より説明を求めましたが、「体調不良」との説明で他の所属議員の理解できる弁明はあり
ませんでした。このことから会派離脱勧告の処分を行うことを決定し、佐々木議員が受け入
れたため会派離脱を了承しました。
佐々木議員については、渋谷区議会の本会議や議会運営委員会等においても他党の議員か
ら採決時の行動について疑義が出されているところです。


岡田麻理議員は、30 日の本会議後の会派総会の佐々木議員の処分を決定した後の時点で、
「会派運営に問題がある」として会派離脱を申し出ました。会派総会においては岡田議員か
ら追加の説明を求めましたが、他の会派所属議員の理解できる理由はなく、慰留せず、申し
出の通り会派離脱を了承しました。
岡田議員は平成21 年6 月にも渋谷区議会において当時の「渋谷区議会民主党」会派を離
脱し新会派を結成したこと、及び前回改選後の23 年5 月会派結成届提出直後にも会派離脱
の意向を表明するなど、たび重なり公認申請時の「同一会派に所属」という誓約に反する行
動を起こしたことは大きな問題です。


両議員の行動は民主党規約及び民主党東京都総支部連合会規約の倫理規定に反すること
から、今後、民主党渋谷区議団として党の各機関に処分の申請を行う予定です。


以上