渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
普段はあまり国政のことは書かないのですが、今日は特別。
「「安全保障関連法」の廃止の国への意見書採択を求める請願」というものが渋谷区議会に提出されました。私は反対。他の民主党渋谷区議団3名は賛成と、判断が分かれることになりました。最終的には反対多数で否決です。
請願の内容
まず、請願と言うのは、「住民などが渋谷区議会に対して提出した要望事項」のことです。
議員の署名があるものが請願、ないものを陳情と言い、請願は区議会で賛否を決めなければなりません。
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この請願の内容は、「可決された安保法制は違憲だから、廃止せよとの意見書を出せ」というものです。
なお意見書は渋谷区議会の意思を省庁や東京都などに伝える制度です。総意として。
私が反対した理由は、簡単に言うと、
「解決しなければならない課題があるのは間違いない。時間を巻き戻す(廃止)だけでは無責任だ」
ということ。
やるべきことはやらないと・・・です。
民主党は安保法制を違憲とはしていない
ちなみに、
民主党は公式には安保法制を違憲とは言ってない
です。
公式に、ということがミソで、然るべき機関で決定されたものとしては「違憲である」という意思統一は図られていないのです。
違憲だー違憲だーというのは、発言者の個々の考えに留まっているということですね。
ほんとによかった。実によかった。単純に決めつけていい話ではないから。
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「違憲の可能性が強い」だったらまだわかるのだけど。私も実はその系統の表現(違憲の可能性がある)を使っています。
どういう事かと言うと、例えば集団的自衛権の解釈変更も、確かに今までと大幅に異なる解釈変更はあったものの、解釈する権限は内閣(法制局)にあるわけだから、変更=違憲とはならないはずです。
そういうデリケートなことをきちんと、丁寧に議論する良識が、一部かもしれないけど民主党に残っていたのは本当によかった。
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ちなみに、民主党の現行の公式見解はこれです ↓
安全保障法制に関する民主党の考え方(4月27日:pdf)