渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。




令和8年2月の渋谷区議会で、渋谷区ならではの探究学習「探究シブヤ未来科」について質問しました。








探究学習については「不登校気味の子でも、この時間だけは楽しみにして登校する」という話を聞きます。本当ならとても可能性がある話です。




そこで、探究シブヤ未来科の成果と課題について、教育長に見解を伺いました。




質問と答弁の要約




質問:探究学習が子どもたちにとって楽しい学びになっている一方で、テーマ設定の自由度や、大人側の受け止め方に課題があるのではないかと指摘しました。また、不登校気味の子どもたちにとって、探究学習が登校や授業参加のきっかけになっているのか、直近の状況と成果・課題を確認しました。




教育長答弁:




  • 全小中学校で実施したアンケートで8割以上が肯定的に回答
  • 不登校児童生徒数は、令和6年度に若干減少に転じ、令和7年12月末時点でもほぼ同水準。コロナ禍後に続いた増加傾向が抑えられている
  • 複数の学校から、通常の学級だけでなく、チャレンジクラスや校内別室指導教室に通う児童生徒にとっても、探究学習が登校や授業参加のきっかけになっているとの報告を受けている
  • 課題としては①子どもたちが自分の力で探究サイクルを何度も回していく姿の実現はまだ道半ば②教員の負担感や体制整備



質問全文




続いて探究学習です。




先日小学校6年生の探究学習のゲストを務めた際、探究学習について感想を聞いてみたところ、「自分のやりたいことができるから楽しい!」という声で満ちていました。非常に喜ばしいことです。




若干気になったのは、「他校では選んだ探究の内容で先生に怒られた人がいる」などの話でした。内容を聞く限り腋毛だの胸毛だの確かに大人からすると眉を顰めるものではあったものの、別の角度からすると独創性に富んでいるともいえ、頭から否定するのではなくてこどものウケ狙いを真剣に受け止めたうえで昇華させる方向でアドバイスしてあげて欲しかったなと思います。




さて、探究学習については担当職員などから「不登校気味の子でもこの時間だけは楽しみにして登校する」という話を聞きます。実際夏休み前にはその傾向があったようですが、直近でデータをご説明ください。




それも含めて探究学習シブヤ未来科の成果と課題をお示しください。教育長の見解を伺います。




教育長答弁全文




探究学習についてのお尋ねです。全小中学校で実施した「探究しぶや未来科」に関するアンケートでは、8割以上の児童生徒が「授業で課題解決に向けて自分で考え取り組んでいる」「今までしたことがないことにチャレンジしている」と肯定的に回答しており、子供の主体性が伸びていると認識しています。




また、「探究しぶやみらい科」の拡充と連動するように、不登校児童生徒数は令和6年度に若干減少に転じ、昨年12月末時点でも前年同月比でほぼ同水準となっており、コロナ禍後に続いた増加傾向が抑えられています。




これは「探究シブヤ未来科」のみで説明できるものではありませんが、複数の学校から、通常の学級のほか、チャレンジクラスや校内別室指導教室に通う児童生徒も、探究学習が登校や授業参加のきっかけになっているとの報告を受けています。




全国学力・学習状況調査でも「学校に行くのは楽しいと思う」と回答する児童生徒の割合が増加しており、学校での学びを楽しいものとする面でも成果が表れていると受け止めています。




一方、課題は、子供たちが自らの力で探究サイクルを何度も回すすがたの実現には道半ばであることです。その要因の一つに、教員の負担感や体制が挙げられます。このため今後は、「探究ポータルサイト・探究シブヤ未来科ポータル」の活用促進による教員の負担軽減や、大学生・大学院生による伴走支援体制の拡充、探究専門教員の配置を進めていきます。




教育委員会としても、現場の声を丁寧に受け止めながら、子供たち一人一人の学びがより深まる探究の充実に引き続き取り組んでまいります。




所感




探究学習の重要な点は、単に「自由に調べる時間」ではなく、子ども自身の関心を起点に、問いを立て、調べ、試し、振り返り、また次の問いにつなげていくことです。




その意味で、子どもたちが「楽しい」と感じていることは大きな出発点です。特に、不登校気味の子どもにとって、探究学習が登校や授業参加のきっかけになっているのであれば、これは学力向上だけでなく、学校とのつながりを保つ上でも非常に重要です。




自分は、これからの時代は特に「何を好きか・何をやりたいか」を持っていることが大事だと思っています。これを自分の中から掘り出していくことが探究学習の意義であり、また好きや興味を学びのエネルギーにしていくことにつながると考えています。




「好き・やりたい・興味ある」は可能性です。探究学習を通じて多くの子が可能性を広げてくれるよう願います。




録画中継




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