<記事サマリー>
- 渋谷区立小中学校は、施設の老朽化や荒天時に対応できないなどの課題があった「山中」「富山」施設を廃止。後継となる国立の専門施設を視察した
- 広い敷地を活かした研修施設や体育館、長い実践に基づいた多彩なプログラム、経験豊富な職員の存在を確認できた
- 荒天時でも十分な活動ができること、専門職員にサポートいただけることにより、充実した活動、そして教育効果が期待される
<本文>
渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。お越しくださいましてありがとうございます。
渋谷区議会では、選挙後の7月に「管外所管施設視察」があります。簡単に言うと渋谷区外にある施設を新人議員にみてもらおう、というものです。
今日明日で、渋谷区の施設の「河津さくらの里渋谷(区民保養所)」「二ノ平渋谷荘(区民保養所)」、そして国立施設の「国立中央青少年交流の家」に行きます。
まずは「国立中央青少年交流の家」です。河津につく前に書いちゃいます。
<経緯>
小中学生のお子さんをもつ方はよくご存じだと思いますが、渋谷区では学校の集団宿泊的行事について大幅に見直しました。
区施設の山中・富山を廃止し、国立青少年施設を中心に専門施設を活用して充実を図ろうと言うものです。
- 施設が老朽化した、更新時期が迫っている
- 雨の時にできることが少なく天候によってはつまらない行事になる ← 運とはいえものすごくかわいそうなんです
- 先生方の負担が大きい
経緯について詳しくは過去記事をご覧ください。
私はこの転換を推進したのですが、正直不安ではありました。そこで今回の視察に参加し実態を見てきました。
<結論>
結論を先に言うと、非常に素晴らしい施設です。期待以上でした。
同行の議員たちからも「良いねぇ」と何度も漏れるほど。
一番大きいのは、荒天時でも全く問題ないこと。視察直前まで大雨でしたが、屋根つきなので野外炊飯ですら不都合なくできたそうです。
「大雨くらいなら大丈夫。台風は辛いけど、そういうときはそもそも来ない」との職員さんの言葉が印象的でした。
また、職員のみなさんも豊富な経験で、野外活動の指導者育成事業もやっているとか。そういう方に企画から実施まで手伝ってもらえるのは今までにない大きな強みです。
説明のなかで何度も教育効果に触れていただきました。単に施設にいく行事から教育効果を追求する行事に充実させるために、専門の職員さんの存在は期待できますね!
<施設視察>
それでは施設を写真で紹介します。
「カレーの食材探しゲーム」をやるとこどもたちは熱中してがんばると。足りないものは巧みな交渉でゲットしなければならず、集団作りとコミュニケーションの効果を狙っているらしい。
宿泊行事のメインとも言えるキャンプファイヤー。これも荒天時が辛いイベントですが、この施設ではキャンドルサービスに変更できるので全く問題ないそうです。むしろ見やすくなってスタンツが盛り上がるのだとか。うーん、流石。
集団生活体験は宿泊行事の中心ですが、懇切丁寧に分解図解することで誰でも確実にできるよう工夫されています。
「折り目を入り口に向ける」「シワを伸ばす」「棚の中と上をふく」うーん丁寧…
広い敷地と豊富な施設も魅力です。バスケコート三面の大きなの体育館。フットサルコート、テニスコート、グラウンド。柔道場に剣道場、弓道場。ディスクゴルフにグラウンドゴルフ。全部回るのに1時間以上かかりました。
広大な敷地を使ってのオリエンテーリングも楽しそうです。一ヶ所の入り口以外塀で仕切られているので車などもなく、安全に目一杯活動することができます。
なお、救急病院は15分ほどで着く場所だそうで、安心できますね。
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