
渋谷区議会議員の鈴木けんぽうです。
渋谷区議会文教委員会で、最新の児童生徒数と就学状況について報告がありました。今回は、その内容の簡潔な解説と、委員会で私が指摘・要望した点をまとめます。
目次
渋谷区の児童生徒数の現状(令和8年度)
令和8年5月1日現在、区立小学校の児童数は7,376人、区立中学校の生徒数は2,048人となっています。
区立小学校への入学率は78.3%と前年より上昇しました。一方で、区立中学校への入学率は47.8%にとどまり、依然として5割を下回る状況が続いています。
全体の傾向としては、渋谷区の児童生徒数は2024年度(令和6年度)をピークに減少局面に入っており、今後10年間でさらに減少していくことが見込まれています。
鈴木けんぽうの指摘と提案
委員会では、私は特に次の3点について、区側の分析と今後の対応を質しました。
1. 広尾地区の児童生徒数減少への対応
広尾小学校の児童数は219人、広尾中学校の生徒数は123人となっており、広尾中学校は区立中学校の中で最小規模となっています。
広尾小中ともに児童生徒数が減少傾向にあります。広尾中学の区域から同じ青山キャンパスの松濤中を選ぶ生徒もいるようです。
単に学校施設を建て替えるだけでなく、地域全体の教育環境をどのように適正化していくのか。実効性のある対策を強く求めました。
2. 猿楽小学校における進学率の急落
これまで60%台を維持していた猿楽小学校では、令和8年度の新1年生について、区域内の対象者44人のうち区立小学校への進学者が21人にとどまり、進学率が47.7%まで低下しました。
この背景について、区が進める小中一貫校化への期待がある一方で、地域の中に疑問や不安が生じている可能性もあるのではないかと指摘しました。
本町学園で先行している小中一貫教育の成果や今後について、猿楽鉢山地域や笹塚小中地域、千駄ヶ谷原宿外苑地域の保護者と住民に対して、より丁寧に情報を届けていく必要があります。
3. 中学校入学率「5割の壁」を突破する情報戦略
区立中学校への進学率は47.8%で、5割を下回る状況が続いています。
一方で、渋谷区のICT教育や「未来の学校」づくりの取り組みは、教育業界の展示会や専門誌などでも取り上げられており、外部から高い評価を受けています。
しかし、その評価や取り組みの内容が、当の区内の保護者や地域住民に十分届いていないとすれば、非常にもったいないことです。
区立学校の教育環境が、私立に劣らない魅力あるものになっていることを、もっと戦略的に広報していくべきだと提案しました。
4.学校関連経費の負担軽減を!
また、義務教育無償化の理念をさらに広げ、給食費の無償化だけでなく、副教材費、制服、修学旅行費など、保護者の経済的負担の軽減についても検討を進めるべきです。
保護者が安心して、そして自信を持って区立小中学校を選べるようにするためには、教育内容の充実とあわせて、その魅力や支援策をわかりやすく伝える情報提供、そして教育費の負担軽減が欠かせません。
引き続き全力で取り組んでいきます!
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